2022年秋に金沢で開催される「第7回泉鏡花フェスティバル」にて、第6回泉鏡花記念金沢戯曲大賞作品『水向茶碗』(作・武石最中)を、演出家に島貴之氏を迎えて上演します。
つきましては本年2月、子役を含む9役を決める出演者募集のオーディションを開催いたします。
泉鏡花記念金沢戯曲大賞は、石川県金沢市が5年毎に設ける、公募による戯曲賞です。
令和2年5月から11月にかけて募集された第6回では、審査員の五木寛之氏、ふじたあさや氏、鴻上尚史氏らによって、大賞の『水向茶碗』 を含む3作品が選出されました。
今回演出を担当する島氏は、戯曲を俳優とともに深く読み込みながら、意外性のある、かつ本質をあらわにする美しい舞台を作り出すことに定評があります。
本作は泉鏡花役を女性にするなど、性別を逆転した配役で舞台が作り出されます。
皆様のご応募、心よりお待ちしております!
======================================================
〈上演概要〉
『水向茶碗(すいこうちゃわん)』 作:武石最中 演出・構成:島貴之
・公演日程:2022年10月第4週の5日間(予定)
・稽古日程:2022年6月上旬開始予定
・公演会場:金沢市民芸術村(予定)
〈オーディション概要〉
・募集内容
男性:4役
女性:4役
子役:6歳~12歳の子役(女子・ダブルキャスト2名)
※「応募資格」に該当する方はどなたでもエントリー可能です。
※18歳以上出演料あり。オーディション面談時に説明いたします。
・応募資格
〈下記条件をすべて満たしている方〉
18歳以上(※および子役)
2022年6月からの稽古及び本番に原則すべて参加可能な方
・オーディション開催日
2022年2月19日(土)/23日(水・祝) ※いずれか1日、3時間程度
会場:金沢歌劇座 大練習室
・応募期間
2021年12月13日(月)〜2022年2月10日(木)(必着)
・応募方法
1.当企画上演作品『水向茶碗』を必ずお読みいただいた上で、
2.エントリーシート(所定用紙)に必要事項を記載のうえ、写真を同封・添付して郵送、またはメールにてご応募ください。
※所定の様式以外でのお申し込みは受け付けません。
※ エントリーシートは金沢市の泉鏡花記念戯曲大賞のホームページ内(https://www4.city.kanazawa.lg.jp/s/11020/bungaku/gikyoku/6gikyoku.html)よりダウンロードしてください。
※提出されたエントリーシートの返却はいたしません。
・選考方法
書類審査・・・書類審査の結果は2月15日(火)までにメールにてご連絡いたします。
↓
オーディション(個別面談及び実技審査)・・・選考日いくつかのグループに分けて、ワークショップ形式でのオーディションを行います。こちらで指定した枠にご参加ください。書類審査の通知とともに時間をお知らせいたします。
↓
選考結果は2月28日(月)までにメールにてご連絡いたします。
・資料のダウンロード
受賞戯曲『水向茶碗』(応募前にご一読ください)と
エントリーシート(PDF形式、またはExcel方式)、およびオーディション・フライヤーは
金沢市の泉鏡花記念金沢戯曲大賞のホームページ内(https://www4.city.kanazawa.lg.jp/s/11020/bungaku/gikyoku/6gikyoku.html)からダウンロード出来ます。
・提出先・問合せ先
〒920-8577 金沢市広坂1-1-1 金沢市文化政策課
TEL:076-220-2442
FAX:076-220-2069
Mail:bunshin@city.kanazawa.lg.jp
※上記アドレスからのメールが受信可能な状態に設定してください
HP : https://www4.city.kanazawa.lg.jp/s/11020/bungaku/gikyoku/6gikyoku.html
================================================================
+演出家より+
泉鏡花の特徴の一つに、俗悪なものには「現生」のみを与え、哀切に生きるものには「他界」への切符を与える、という弱き者の味方というグローバルな思想的立場をとっているというものがある。私は「水向茶碗」に漂う慈愛のような感触と、そのことを結び付けたいと考えている。そこで一つの切り口として、キャスティングを一部男女逆転した配役で行う。私は、この戯曲がそうであるように今この時代に、泉鏡花に新しい光を当て発信することで、未来に繋ごうと考えている。世界に発信する作品を一緒に作りましょう。是非ご応募ください。
【島 貴之 Takayuki Shima 】
シアトル生まれ石川県金沢育ち。2013年「紙風船」で利賀演劇人コンクールにて優秀演出家賞受賞。2016年東京芸術祭アジア舞台芸術人材育成部門・国際共同制作ワークショップに演出家として招聘。2017年アジア演出家フェスティバルで日本代表の若手演出家として「人形の家」を上演。2018年に拠点を東京から石川に移し、利賀インター・ゼミ、石川県高文連演劇専門部演劇講習会にて講師を務めるなど演劇の裾野を広げる活動もしている。