劇団印象-indian elephant-は、この度、「国家と芸術家」三部作公演に向けて、制作及びアシスタントプロデューサーを募集します。下記の評伝劇を創作したいと考えています。
「国家と芸術家」三部作公演とは?
古今東西の芸術家の内、エーリヒ・ケストナー、藤田嗣治、ジョージ・オーウェルという、第二次世界大戦時に、国家という枠組みに翻弄された三人に注目し、国境を飛び越える“自由”な視点や思想、作品を創り出す芸術家たちが、なぜ国家や国民によって“自由”が縛られるということが生じるのか、を描くシリーズ。
第1部 『藤田嗣治~白い暗闇~(仮)』
上演時期:2021 年 10 月・11 月
劇場:小劇場 B1(東京都世田谷区)
概要:
1920年代初頭に「乳白色の下地」という独自の技法を確立し、日本人として初めてパリで成功した画家、藤田嗣治。彼の人生の内、パリ時代(1913年~29年)と、日本に帰国後、トレードマークのおかっぱ頭を丸刈りにし、軍部の協力要請に従って、「アッツ島玉砕」等の戦争画の創作をしていく太平洋戦争時代(1940年~45年)を取り上げ、評伝劇を創作する。
第2部 『ジョージ・オーウェル(仮)』
上演時期:2022 年 6 月
劇場:駅前劇場(東京都世田谷区)
概要:
46歳で早世したジョージ・オーウェルの人生の内、BBC(英国放送協会)に勤務し、インド向けラジオ番組を作っていた1941年~1943年頃を取り上げる。当時のイギリス政府の対インド政策と、どのように対立し、敗北したのか?そして、その敗北によって、どのように彼の代表作『動物農場』『1984』が生まれたのか?を描く。
第3部 『エーリヒ・ケストナー~消された名前~』
上演時期:2022 年 12 月頃
劇場:未定(中劇場規模を検討中)※2020年12月公演の再演となります。
概要:
「エーミールと探偵たち」、「飛ぶ教室」で知られる、ドイツの作家エーリヒ・ケストナーの評伝劇。ケストナーの人生の内、ナチスの興隆(1923年)から終戦(1945年)までの22年間に注目し、言論の自由のない時代に生きることの葛藤に焦点を当てた作品。
その他、詳細はこちらをご覧ください。
https://note.com/atsuto_suzuki/n/n028e452f8223