マイズナーワークショップ12月オープンクラス
4月からお休みしてきたマイズナーワークショップですが、11月に経験者対象のワークショップを再開しました。
12月には未経験者も参加できるオープンクラスを開催します。
このワークショップではリピテションエクササイズを通して、
その瞬間相手から受けて生まれた衝動で動き、関わる技術を鍛えます。
(リピテションエクササイズ:ペアになりパートナーを観察し、相手の挙動を言葉にし、お互いその言葉を繰り返すことで、思考を取り外し、本能と繋がった真実味のある演技を目指すエクササイズ。サンフォード・マイズナーが考案)
コロナウィルス感染防止対策を取りながらの開催です。
①参加人数上限を減らします
②検温を実施し37.5℃以上の方は参加を見合わせていただきます
③開始前に会場の消毒を実施し、参加者の方にも手指の消毒、手洗いにご協力いただきます
④マスクを常時着用といたします
⑤可能なかぎり常に換気をします
そのほかにも、主催者が必要と見なした対策を実施する場合があります。
また、今後感染者数が増大し、開催することで参加者が感染する危険性が著しく高くなると判断した場合、開催を中止する可能性があります。
【主催者からのメッセージ】
ハッキリ言って、コロナと芝居は相性悪いのだと思います。
人と人が関わりあって、動かされ動かすものだからです。(もちろんそうじゃない芝居もあるかもしれません)
マイズナーテクニックもそういう芝居観の演技法、他者と対面するところから始まります。
相手に影響を与え、自分も相手から影響を与えられるだけでない、別の「怖さ」が現在はあるかもしれません。
とは言え、こんな状況下でも、俳優としての力を伸ばすために、いろんな「自粛」で鈍くなってしまった感覚を研ぐためにできることがあるはずです。
何か月か前までは「マスクつけたままやるなんてありえない。もう少し待とう」と思っていました。
ですが、相手へ意識を向ける力さえあれば、ちゃんと感じ取ることができるということが分かりました。
「マスクはないほうがいいけど、あっても関わりあって生きていける」と。
安全のためにできる限りの対策をとりながら、可能性を広げましょう。
【このワークショップで得られること】
常に相手に意識を向ける力が鍛えられる。
考えがちなクセから離れられる。
自家発電でやろうとするのではなく、相手に動かされるという感覚を得ることができる。
リスクを冒して相手と関わることができる。
常に「今」にいることができる。
【対象】
俳優、演出家等、演技に携わる人
マイズナーの未経験者も大歓迎!
【日時】
A:12月20日㈰13:00~17:00
B:12月27日㈰13:00~17:00
A-マイズナーイントロクラス
マイズナーテクニックの基礎である、リピテションエクササイズを中心に、相手と関わるトレーニングをします。
初心者におすすめ。
(マイズナーWSに何度か参加してる方には内容を少し変えたことをやってもらうことができます)
B-マイズナー+αクラス
リピテションをベースに、身体を使ったエクササイズやゲームも組み合わせて、相手と関わるトレーニングをします。
経験者向き。初心者の方でもAに参加した後に参加可能。テキストを扱います。
【会場】
東京都23区内のスタジオ
(参加者にお知らせします)
【参加費】
A、Bともに3000円
初回割引 2500円 (初めてマイズナーワークショップに参加される方対象)
通し割引 5500円 (初めて参加される方は5000円)
【参加お申し込み方法】
件名を「12月WS参加希望」とし、
①参加希望の回 (例:「A」、「B」、「AとB2日間」等)
②お名前(ふりがな)
③連絡先メールアドレス
④マイズナーの経験の有無(あれば、どこで学んだかも)
⑤ご所属(もしあれば)
⑥主な出演作など、簡単な経歴
⑦このワークショップを何で知ったか?
を明記のうえ、
so5246ra@gmail.com
までお申し込みください。
【定員】
8名 (先着順)
(最少催行人数4名に満たなかった場合はキャンセル、あるいは時間を若干短縮させていただく場合があります)
【講師プロフィール】
西村壮悟
新国立劇場演劇研修所2期生修了。
マイズナーテクニックを柚木佑美氏、スコット・ウィリアムズ氏から学ぶ。
主な出演作品に『アルトナの幽閉者』 『うれしい悲鳴』 『従軍中のウィトゲンシュタインが(略)』 『サロメ』 『雨』 『真田風雲録』など、蜷川幸雄氏、栗山民也氏、宮田慶子氏、宮本亜門氏、上村聡史氏、谷賢一氏、吉田小夏氏、広田淳一氏らの演出作品に出演。
文化庁新進芸術家海外研修制度で2017年から約一年間ロンドンに留学し、ジェレミー・ストックウェル氏、スコット・ウィリアムズ氏、木村早智氏に師事。2018年よりホスピタルシアタープロジェクトに参加し、障碍を持つ子どもと家族のための演劇を創作している。2020年はオンライン演劇『音の世界』を演出、Kawai Project リーディング『リア王』に出演。