2019年10月から開催しておりました、演劇WS「play room」ですが、大変好評をいただいたのと、たくさんの方に興味を持っていただけましたので、第二期を開催することに決定しました。
第一期の参加者の声など詳細は下記参照
https://note.com/ladicaldreamer/n/nbd6602456ace
半年間、月3000円で、8時間/回×3日/月、受講できます。
・WSで学んだことを上手く現場で使えない、と悩んでる方
・お芝居をする上で、相手役と上手くコミュニケーションが取れない
・マイズナーテクニックに興味がある
・継続的に、基礎稽古をする場が欲しい
など様々な目的に合った使い方をしていただけると思います。
安価で、継続的に俳優としてトレーニングできる場を運営できればと思っています。
ご興味持っていただけましたら、是非よろしくお願いします。
【企画主旨】
俳優の仕事とは、演技をすること。演”技”というからには、そこには技術が必要だと思います。
技を手に入れるためには鍛錬が必要で、それを感覚で全てできてしまう人は天才です。でも、大多数の人はそうでないと思います。
僕は天才ではありません。
俳優としての実力も、全然足りていません。
でも、だからといって、何もせずにそのことを嘆いたり、与えられた仕事をこなすだけというのは、性に合わないし、何より自分自身が楽しくないので、今の自分の現状を少しでも変えるため、俳優として前に進むために、より楽しく自分の人生を生きていくために、今回の企画を作りました。
俳優として自分自身、鍛錬の時間が圧倒的に足りていないと思っています。
演技というのは、自分が考えているよりもはるかに難しく、奥が深いものだと思っています。
そして、俳優のよりよい演技が、作品をより豊かにし、観客に多くの影響を与えられると考えています。
作品のジャンル、芝居のやり方などは色々とあると思いますが、「相手がいるから、自分がいる」それだけは絶対に変わらないですし、お芝居にとって最も重要だと考えています。
俳優として成長し、作品に貢献し、観客に楽しんでいただく。
この入り口にあたる、俳優自身の実力をつけるための時間にしたいです。
それならばということで自分自身、実力をつけるためにWSやレッスンに通った経験があります。
でもその費用は、安くないことが多い。
1回5000円以上なんてのもザラです。
もちろん技術を手に入れるために、必要な経費であることは理解できますが、
現代の日本の経済状況を踏まえると、いままで以上に経費を負担することが難しくなっていると思います。
意欲があっても経済的に恵まれないが故に訓練ができない俳優たちのチャンスが減ってしまうことは、僕は極力避けたいと思っています。
トレーニングが作品作りの入り口になると思うので、その場を安価で提供することは、良質な作品をたくさん生み出すために必要だと考えています。
以上をふまえて、このplay roomでは、参加費用を月額3000円に設定します。
月3回開催なので、全て参加すれば1回あたり1000円になります。
これは、内容、時間と比較したらかなり安い金額だと思います。
また完全無料にしてしまうと、モチベーションの部分で弊害が出る可能性があるので、この金額設定にさせていただきました。
そして安価な参加費だけでは運営していく経費としては不足します。
継続的な訓練の場を提供するためには、他の手段で経費を賄う必要があります。
そのため、参加費以外のサポートを募ります。
俳優以外の方も、応援する俳優の成長のため、ぜひサポートに参加していただければ幸いです。
観客に届く作品が、少しでも豊かになるよう取り組んでいきたいと思います。
一緒に成長することを楽しいと感じてくれる、また俳優の成長に資する、というコンセプトに同意してくださる仲間を募集します。
【play room第二期の概要】
主催 野村亮太(やまだのむら/room42)
講師 黒澤世莉
内容
マイズナーテクニックを用いて、相手役とコミュニケーションする技術を獲得します。
基礎技術を統合し、シーンや実践につなげるためのWSです。
2020年4月から開始し、2020年の9月までの6ヶ月間、月3回実施予定。
参加費
3000円/月(1回参加でも3回参加でも同額)
1回も参加できない月がある場合は、
その月は1500円/月→レポート代として。
場所
練馬区内の公共施設を予定
時間帯
14:15-21:15
メニュー
最初の1~2ヶ月はマイズナーテクニックを用いた基礎トレーニングがメイン
3ヶ月目からは、戯曲を使用し、シーンスタディも併用していく。
*使用する戯曲は、トム・ストッパード「アルカディア」を予定
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784151400438
購入費用は各自負担。
14:15-17:15
マイズナーテクニックを用いて、他者とのコミュニケーションについて考える。
また、その実践。
17:15-18:00
休憩
18:00-21:15
シーンスタディ
戯曲を用いて、マイズナーテクニックを実践する、もしくは戯曲との向き合い方について考えていく。
【play room第二期の募集要項】
書類選考ありです。
応募締め切りは2020年3月20日(金) 23:59まで
応募条件
4月開催日の中で最低でも1日は参加(遅刻/早退 可)できる方。
自分にも他者にも誠意を持って対応できる方。
1名前(ふりがな)
2 連絡先(メール/電話番号)
3 性別
4 年齢
5 簡単な芸歴/主な出演作
6 4月開催日への参加可否(4/6、4/20、4/30)
7 2020年9月までの何となくのスケジュール(ex.2020年5月末舞台出演予定等)
8 参加の場合はSNS等で紹介可否
9 テーマ「好きな戯曲と、その理由」または「あなたの理想の演劇」400字から800字
10 ご本人写真(バストアップ)→SNSでの使用可否
上記を添えて、
room42.act@gmail.comに件名「play room第二期応募」と記載してご連絡ください。
選考結果は、3月31日までにメールにてご連絡させていただきます。
また、何かご質問等あれば上記アドレスまでご連絡ください。
【プロフィール】
野村亮太
ラフカット2011出演を機に芝居を始める。
同年、劇団PEOPLE PURPLE入団。2016年まで、大阪を中心 に、AMUSE主催の商業舞台、小劇場、ドラマなどに出演。
2016年に上京後は、劇団を離れ、 KAKUTA、アガリスクエンターテイメント、はらぺこペンギン!、牡丹茶房など、年に8本以上の出演を続けている。
2016年に、企画ユニット「やまだのむら」を立ち上げ、主催公演やWSを実施。 2018年に、room42を立ち上げ、良作を再演する場として運営している。
主な出演作に、
2015 AMUSE×PEOPLE PURPLE「ORANGE」
2016 KAKUTA「アンコールの夜」
2017 牡丹茶房「MARIA」
2018 room42「渦中の花」
2019 やまだのむらの二人芝居「ギラギラBOXと東京」
2020 filamentz×アガリスクエンターテイメント「いざ、生徒総会」
黒澤世莉
演出家。元時間堂主宰。TGR札幌劇場祭作品賞、佐藤佐吉賞優秀作品賞、演出賞受賞。スタニスラフスキーとサンフォードマイズナーを学び、時間堂として活動を開始、主に演出と執筆、翻訳を手掛ける。公共劇場との共同制作など外部演出・台本提供も多数。「俳優の魅力を活かすシンプルかつ奥深い演劇」を標榜し、俳優と観客の間に生まれ、瞬間瞬間移ろうものを濃密に描き出す。俳優指導者としても新国立劇場演劇研修所、円演劇研究所、ENBUゼミなどで指導を歴任。