いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)
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2019年もまだ少し残っておりますが、『本読み会』ホームページでは、前のめり気味に2020年の案内を開始いたしました。
2020年は、オリンピックイヤー!ということで、1年間かけて、ギリシャ古典劇をいくつかと、その後の時代のギリシャ劇翻案作品を続けて読んでいこうと思います。
※イベントについては、特集ページをご覧ください。
http://honyomikai.net/2019/12/28/2020event-greek/
シリーズ第一弾は、三大悲劇詩人の一人、アイスキュロスを扱います。
第84回『本読み会/アイスキュロス』
http://honyomikai.net/2019/12/28/84th-information/
■作家
アイスキュロス
■作品
オレステイア三部作より『供養する女たち(コエーポロイ)』
※翻訳は、
・『供養する女たち』呉茂一 訳/ちくま文庫『ギリシア悲劇1アイスキュロス』収録
・『コエーポロイ』橋本隆夫 訳/岩波書店『ギリシア悲劇全集(1)』収録
の2種類を使用しますが、入手しやすいちくま文庫版をベースにしますので、そちらをご用意いただければと思います。ちなみに岩波版の方が訳が新しいです。
■日時
2020年1月18日(土)13~17時
■場所
都内・文京区周辺
※詳細は参加者に個別にご連絡差し上げます。
■参加費
諸経費として、お一人様500円
※前回予告させていただいた通り、今回から参加費を500円に値上げさせていただきました。長年300円での運営を続けてきましたが、会の開催やホームページ維持等の諸経費で、赤字が続いておりまして・・・。どうぞご理解いただければ幸いです。
■作品について
傲慢さと神への恐れから、父は娘を生贄に捧げた。
情夫への愛と娘を殺された憎しみから、妻は夫を殺した。
そして今、父を殺された憎しみが、娘と息子をして母への復讐へと向かわせる--。
追う者もまた追われる者となる運命に、人はいかに向き合うべきか。呪われたアトレウス家に続く復讐と憎しみの歴史を描いたオレステイア三部作の中から、第二作『供養する女たち』を取り上げます。
■おねがい
『本読み会』は、皆様と戯曲の出会いを大切に考えております。図書館やインターネット等を利用し、戯曲はご自身で入手していただければ幸いです。(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
ですが、なかなか手に入りづらい戯曲が多いことも事実です。どうしても手に入らない場合、お早めにご連絡いただければ、当日テキストのコピーをご用意いたします(実費のご負担をいただきます)。
作品を事前に読んでくるかどうかは、参加者の皆様にお任せいたします。事前に一度目を通しておくと、物語の流れや構造を落ち着いて味わうことができます。読まずに参加した場合は、まるでお芝居を観ているかのように、物語の展開をハラハラドキドキ楽しむことができます。ご自由にお楽しみください。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
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■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙