いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)
次回の開催情報をお知らせいたします。
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第82回『本読み会・寺山修司』
■作家
寺山修司
■作品
『毛皮のマリー』、他
※今回は『毛皮のマリー』と、その他数作品を扱う予定です。他の作品は、まだ選んでいるところです。決まり次第ご連絡差し上げます。
収録:『戯曲 毛皮のマリー・血は立ったまま眠っている』(角川文庫)
『寺山修司著作集 第3巻 戯曲』(クインテッセンス出版)
※『毛皮のマリー』については文庫や著作集等、いろいろな版に収録されておりますので、好きなものを選んでお持ちいただければと思いますが、その他の作品については、おそらく上に挙げた著作集第3巻の収録作から選択することになると思います。当日のテキストコピーについては、参加申し込みされた方にはご案内さしあげますが、事前にテキストを読んでおきたい、ご自身で用意したい、という方は、著作集第3巻をご用意してくださると、二度手間にならずに済むかと思います。
■日時
2019年10月20日(日)17:30~21:30
■場所
都内・文京区周辺
■参加費
諸経費として、お一人様300円
■作品について
マッチ擦るつかのま海に霧ふかし
身捨つるほどの祖国はありや
歌人として若くから注目された寺山修司は、劇作、演出、映画に評論など、多くの分野でその才能を発揮し、日本国内のみならず、海外にもその名を馳せる活躍を見せました。特に演劇の分野においては、劇団「実験演劇室天井桟敷」を率い、“演劇”という概念そのものを揺さぶるような意欲的な作品を数多く発表しています。
今回扱う『毛皮のマリー』は、天井桟敷第三回公演として、丸山明宏(美輪明宏)主演で上演されました。“ワイ雑で、野放図で、ぶちこわし型で、その中に人間存在の根源をさがし求めてゆく”と評され、寺山没後も繰り返し上演される初期作品を代表する一作となりました。
今回は、『毛皮のマリー』以外にも、いくつかの作品を扱えればと考えています。ある海外メディアは寺山を、「寺山のオリジナリティは、内省者としてより、イメージの狩人としてのものだ」と評しています。
寺山が狩り集め、その作品に押し込めたイメージは本当に多彩です。本読みを通して、少しでも多角的に「寺山」の世界を味わえればと考えています。
■おねがい
『本読み会』は、皆様と戯曲の出会いを大切に考えております。図書館やインターネット等を利用し、戯曲はご自身で入手していただければ幸いです。(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
ですが、なかなか手に入りづらい戯曲が多いことも事実です。どうしても手に入らない場合、お早めにご連絡いただければ、当日テキストのコピーをご用意いたします(実費のご負担をいただきます)。
作品を事前に読んでくるかどうかは、参加者の皆様にお任せいたします。事前に一度目を通しておくと、物語の流れや構造を落ち着いて味わうことができます。読まずに参加した場合は、まるでお芝居を観ているかのように、物語の展開をハラハラドキドキ楽しむことができます。ご自由にお楽しみください。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
皆様のご参加お待ちしております!
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■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙