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第78回『本読み会・久保田万太郎』のお知らせ。江戸下町文化と対話劇のコラボです。

  • honyomikai honyomikai(0)

    カテゴリ:ワークショップ告知 返信(0) 閲覧(105) 2019/03/08 03:50

いつもお世話になっております。『本読み会』です。

(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)

次回の開催情報をお知らせいたします。

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第78回『本読み会・久保田万太郎』

■作家
久保田万太郎

■作品
『ゆく年』(岩波文庫『大寺学校・ゆく年』収録)

■日時
2019年3月30日(土)13~17時

■場所
都内・文京区周辺

■参加費
諸経費として、お一人様300円

■作品について
久保田万太郎は、1889年(明治22年)に生まれ、1963年(昭和38年)に亡くなった作家です。『ゆく年』も、発表されたのは1940年のこと。今から80年近くも昔の作品ですね。
久保田万太郎は、戯曲の他にも、俳句、小説に数多くの作品を残しましたが、そこに共通する特徴は、江戸下町文化の人情を描いたこと。
久保田万太郎は、浅草生まれ。滅びゆく江戸下町文化の最後の空気を吸って育った彼は、生粋の”江戸っ子”として、下町言葉を自身の作品に吹き込みました。
岸田國士は、久保田万太郎を評してこう言っています。

”季節と人情の詩人久保田万太郎は、驚嘆すべき感受性をもつて、何人よりも繊細に泰西戯曲の対話の魅力をわが庶民の生活から拾ひあげ、舞台の韻律的効果を決定する劇的文体に、やゝ、単純ながら陰翳に富む心理の、微妙にして正確なトーンを与へることに成功した”

”久保田万太郎の芸術の秘密は、同時代の何人もそれほどには気にとめなかつた「戯曲の言葉」の発見と、それの自由な駆使にあると云つて間違ひないと思ふ”

万太郎の言葉と感受性が、日本に初めて”生きた言葉による会話劇”を登場させた、ということでしょうか。さて作品を読んでみると、なるほど、肯けます。

今回はご案内が遅れてしまい、開催まであと3週間ほどとなってしまいましたが、作品は日本戯曲史の中でも重要な作品ではないかと思います。
声に出して久保田万太郎を読む機会なぞ、なかなかありません笑。
どうぞ皆様、ぜひぜひ、ご参加ください!

■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)

どうしても見つからない場合は『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。

■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。


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■参加申し込み/お問い合わせ

『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net


■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)

また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。

『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。

皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。


『本読み会』
大野遙
  • オーディション実施者は合格者になるべく早く契約書を提示し、正式な契約を結びましょう。双方が納得できる公平で健全な関係を築き、突然の参加キャンセルなどのトラブルを回避しましょう。
  • オーディション合格者はなるべく早く実施者から契約書を受け取り、よく読んだうえで正式な契約を結びましょう。想定外のチケット販売ノルマやグッズ買取の強要などから身を守りましょう。