いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)
次回の開催情報をお知らせいたします。
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バレンタインだよ!シェイクスピア祭り
第77回『本読み会・シェイクスピア』
■作家
ウィリアム・シェイクスピア
■作品
「新訳 ロミオとジュリエット(角川文庫)」河合 祥一郎 訳
■日時
2019年2月16日(土)17:30~21:30
■場所
都内・文京区周辺
■参加費
諸経費として、お一人様300円
■作品について
「ロミオ、ロミオ、おおロミオ、どうしてあなたはロミオなの?」
ジュリエットのこの有名なセリフで知られる「ロミオとジュリエット」は、世界で一番有名な戯曲と言っても過言ではないでしょう。
そしてその筋立ても、すでに世界中の人の知るところ。
敵対する二つの名家にそれぞれ生まれた恋人たちが、しかしその運命的な恋を成就することは許されず、死を迎えることになるーー
ね、知っているでしょう?世界で一番有名なラブストーリー、それが「ロミオとジュリエット」なのです。
しかし、もし「ロミオとジュリエット」の物語を、甘くて悲しい、そしてちょっと古臭い、そんなラブストーリーだと思っていたら、それは大きな間違いかもしれません。
この物語を読んで驚かされるのは、ロミオやジュリエット、そして彼らの友人たちが持っている、いわば「狂気」。命の価値を何だと思ってるんだ!それはそんなに重要なことなのか!そう叫びたくなるほど、彼らは死に向かって突き進んでいくのです。
「狂気」と感じられるほどの若さ、愚かさ。「狂気」と感じられるほどの愛。しかしそれは、我々が憧れながらもいつか失ってしまった、生きることの中心にある何か、なのかもしれませんね。
と、しかしまあそれは私の読み方です笑。でももうすでに、「どうしてあなたはロミオなの?」というセリフも、少しイメージが変わって聞こえてきてはいませんか?
どんなに分かった気になっていても、ひとたび声に出して読み始めると、思いもよらないような新しい顔がまた現れてくる。そこはやはり天才シェイクスピアの仕事ですね。
さあ今年のバレンタイン、運命の恋に出会えたあなたも、そうでないあなたも、天才シェイクスピアの描いた“世界一有名なラブストーリー”に立ち会ってみませんか。
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
どうしても見つからない場合は『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙