【「〈Ship〉Ⅲ」滞在メンバー追加募集のお知らせ】

［概要］
「次なる舞台俳優のための育成プログラム〈Ship〉」は、滞在制作・WS・作品発表・イベントをおこなう合宿型育成プログラムです。

S(self-build)・H(horizon)・I(inter／introduction)・P(program)の略称である〈Ship〉は、全国各地から集まった参加メンバーがそれぞれにとっての演劇のカタチを示しあい、そこから次世代の俳優が担う役割や機能の可能性について検証し、そのプロセスや考え方を紹介していくことを目的としています。

スタートアップとなった第一回目は2017年11月27日〜12月2日に開催されました。一日目と二日目に滞在メンバーが一人ずつ「私にとっての〈演劇〉」についてプレゼン＆WSを担当し、それを踏まえて個別の興味関心や状況に合わせてスケジュールを調整し、最終日には合宿中で得たことや考えたことを〈公開シェア〉という形で各々来場者に伝える、というものになりました。〈公開シェア〉では、個々のメンバーの希望に応じて会場・発表形式・持ち時間は自由選択としました。このように臨機応変に発想を支えていく環境づくりについては、今後も同様のコンディションをご用意できたらと考えています。そのほか関連企画として、すでに独自の活動を展開する俳優の単発WSのほか、会場周辺の街を使ったWSや文学イベントもおこなわれました。

続く第二回目は、2018年8月6日〜12日に開催。プログラムの基本構成は前回を踏襲し、新たに公募による参加枠を設けました。また記録チームとして学生枠を用意したことでアーカイブが充実、期間中の取組みもリアルタイムでお届けできました。詳細なレポートを作成する一方、批評的な視点が加わったことで参加メンバーの取り組みに対して如何なる可能性が拓けているかにフォーカスした記述が目立ちました。猛暑による熱中症への配慮から街歩きWSと文学イベントが無くなったことで個別に内省する時間が増えたのか、最終日の〈公開シェア〉における発表が前回よりも作品化する傾向がみられました。これもプログラムの設計がもたらす一つの傾向を示す成果として検証していきたいところです。また第一回目に参加したメンバーによる単発WSを組み込んだことで、〈Ship〉経験者のあいだでも相互に刺激し合う関係が生まれました。結婚や出産を控えたメンバーの参加も含め、「〈Ship〉Ⅱ」は人生の季節とダイレクトに向き合う機会に富んだ回になったと言えます。

ここまででも見受けられるように〈Ship〉では、分業化された稽古場での役割に限定せずに、俳優たちが皮膚感覚で感じている〈必要〉に対してどんな在り方が可能なのか、全員が同じ価値観や目的意識ではなくても共に隣り合って考えていく〈場〉を大事にしています。

第一回目と第二回目の記録はFacebookの専用ページで見ることができますので、ぜひご参考ください。

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［募集要綱］
期間：2019年2月25日(月)〜3月3日(日)
場所：横浜・若葉町WHARF
募集：滞在メンバー(5名以内)
対象：舞台俳優として活動している方
(キャリア年数・年齢制限は設けませんが現時点で活動しているのが前提となります)
条件：予定された日程を合宿できる方(滞在中の一時帰宅・出勤は不可、個室での宿泊不可)、合宿中の映像や写真の撮影・Web上での広報にご協力いただける方、合宿後にレポート提出できる方
費用：宿泊費・交通費・食費は自己負担になります。(参考：前回の宿泊費は19,000円)
＊施設費や合宿中のゲストによるWSやレクチャーなどには費用はかかりません。

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募集：記録・レポート係(1〜2名)
対象：演劇に興味のある学生
(基本的に大学生が対象、未成年者は必ず親の承諾を得てください)
条件：スマホやデジカメでの写真撮影が得意な方、見聞きしたことを文章に起こしたり感想を書くのが得意な方・身体表現の経験者は優遇、予定された日程を確保できる方(一時帰宅・通学は応相談)、Web上での広報にご協力いただける方、合宿後のレポート提出できる方
費用：交通費・食費は自己負担になります。(宿泊費はこちらで負担します)
＊施設費や合宿中のゲストによるWSやレクチャーなどには費用はかかりません。

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［選考までのプロセス］
宛名を「〈Ship〉実行委員会」とし、希望する募集対象を必ず書き添えてください。またプロフィールと過去の出演作を書いた履歴書となるデータを添付してください。担当者からの返信を経て、面談の日程調整となります。面談時期12月中、結果は年内におしらせします。

面談場所は東京・JR浅草橋駅周辺の喫茶店となります。所要時間は70〜80分を予定しています。選考の費用として1,500円を面談時にいただきます。なお、遠方で面談の調整がきかない場合は、柔軟に対応します（ただ直接話すことは大事です）。そのほか不明点は気軽にお問い合わせください。また上記の募集要項にはありませんが、制作・運営に興味ある人からのご連絡もお待ちしています。

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募集締切：2018年12月29日(土)必着

　連絡先：n.programship@gmail.com