「クラウン」という言葉を知っていますか?
彼らはサーカスなどで出てくる案内役であり、人々を楽しい世界に導いてくれる愉快な存在です。
彼らは卓越した技術を持っていますが、彼らの仕事は技術を見せつけることではありません。
むしろ、うまくいっていない姿や失敗してる姿を見せて、人々に受け入れられる存在です。
僕はプロのインプロバイザー(即興役者)として活動していますが、インプロバイザーのマインドとクラウンのマインドは非常に良く似ています。
即興は、うまくいくかどうか、始まってみるまでわからないものです。
そんな中でうまくやることばかりを考えていると、失敗することが怖くなり、良いパフォーマンスをすることが難しくなります。
しかし、うまくいかなくてもいい、むしろ失敗を楽しもうというマインドでいられれば、舞台上で自由でいることが出来、結果的に良いパフォーマンスがしやすくなります。
舞台上は本来自由な場所なのです。
しかし、その上に立つ人が自由になるのが難しいのです。
面白いことをやらなきゃ、うまくやらなきゃ、怒られないようにしなきゃ、いい演技しなきゃ、役として生きなきゃ、段取り通りやらなきゃ、頑張らなきゃ…
脅迫観念のような恐怖心に囚われて、ありのままの自分でいることが出来ず、自由な表現が発揮出来ない役者が数多くいます。
自由の反対語は、恐怖なのです。
このワークショップでは、舞台上で自由にいるために、何が必要で何が不要かを、体験を通して知るワークショップです。
頭でわかっていても出来ないことが、身体でわかるとスッと出来るようになります。
少しでも皆さんが舞台上で自由になれるように、サポート致します。
お気軽にお越しくださいませ。
【日時】
9月29日(土)10:00〜17:00
※途中1時間の休憩あり
【場所】
池袋駅近郊施設
※参加者にのみ通達
【料金】
5000円
【定員】
12名
【参加希望連絡】
playerosho@gmail.com 宛に
件名「自由」として
本文「名前、年齢、所属」を明記の上、送ってください。
【講師プロフィール】
忍翔(おしょう)
インプロバイザー、演技指導者、演出家、俳優
国際的に活躍するインプロ指導者・今井純、NYアクターズスタジオ生涯会員・ボビー中西に師事し、インプロとリアリズム演技を学ぶ。
20歳で日本初の学生インプロ団体「劇団しおむすび」を立ち上げ、現在はプロデュースと指導を行っている。
インプロの国際組織「International Theatresports Institute(通称iTi/国際シアタースポーツ協会)」の日本人メンバーでもあり、2015年にミラノ、2017年にドバイで行われたiTi主催のインプロフェスに参加。2018年にはインプロシアター主催のサマーインテンシブにも参加し、フルレンスインプロを直接学ぶ。
パティ・スタイルズ、ジョー・ビル、ダン・オーコナー、スティーブ・ジャランドなど、世界で活躍するインプロバイザー達から最先端のインプロを学び、iTi発行のシアタースポーツマニュアルの翻訳も行うなど、日本でのインプロの普及と発展に尽力している。