いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)
次回の開催情報をお知らせいたします。
※※※※※
第73回『本読み会/アーサー・ミラー』
■作家
アーサー・ミラー
■作品
『セールスマンの死』翻訳:倉橋健(ハヤカワ演劇文庫)
アーサー・ミラー〈1〉セールスマンの死 (ハヤカワ演劇文庫)
■日時
2018年7月21日(土)17:30~21:30
※時間がいつもと違います!ご注意ください!
■場所
都内・文京区周辺
■参加費
諸経費として、お一人様300円
■作品について
劇作家アーサー・ミラーについては、説明は不要かもしれません。テネシー・ウィリアムズと共に、戦後のアメリカ演劇を代表する劇作家で、彼の名を出さずに世界の現代演劇を語ることはできません。マリリン・モンローとの結婚、離婚でも有名な作家です。
『セールスマンの死』は、『るつぼ』『橋からの眺め』などと並び、そんな彼の代表作と言える作品です。トニー賞、ピューリッツァー賞を受賞したエリア・カザン演出の初演は1949年。もう70年前の作品となりますが、映画化もされており、現在も多くの上演があるため、多くの方が名前を知っているのではないでしょうか。
作品は、年老いた平凡なサラリーマンの家庭を舞台にしています。「こんなはずではなかった」と理想と現実の乖離に苦しむ家族の姿、競争原理の経済社会の中、ゆっくりと、しかし劇的に死に向かっていく人々の姿は、現代の我々を鏡に映したかのよう。これぞ現代劇、と言える作品です。
現代戯曲の基礎中の基礎と言える作品ですので、読んだことあるよ!という方も多いと思います。私も何度も再読を重ねている作品ですが、本当にその面白さを十分に味わえているのか、現代という時代を超えた本質的な価値を見出せれば、という思いがありまして、『本読み会』で読み直してみようと考えました。
一人で読んでも戯曲は分かりません。よろしければご一緒に、「セールスマンの死」へ立ち会いませんか。
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
どうしても見つからない場合は『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
皆様のご参加をお待ちしております!
■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙