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カテゴリ:オーディション告知 返信(4) 閲覧(1383) 2017/12/03 22:02
締切迫って参りましたがまだまだ受け付けております!
以下、企画書よりの抜粋
前回に引き続き、謎の金髪美女こと覆面作家アリソン・グレイスとタッグを組み、60分前後の中編を上演する予定です。
アリソン・グレイスは今まで小劇場を中心に数本の脚本を執筆しており、たすいち所属小太刀賢氏が主宰するThe Parkという演劇企画団体で2本、feblabo×シアター・ミラクルプロデュースで長編を一本、他現在も精力的に演出家への脚本提供を行っております。シアター・ミラクルプロデュースに脚本提供したご縁から、2017年2月ミラクル祭'17にて「Transcendent Express」を執筆。上野発北海道行の婚活列車という奇抜なアイデアと、ひねくれた登場人物による気取った会話、ナイーブで文学的な独白などにより好評を博しました。
アリソン・グレイスの脚本の一番の特徴は、その「独白」にある、と私は考えます。一見それはフラットに、キャラクターの特徴を伝える道具のように見えますが、その裏には、登場人物の生々しい葛藤や、傷跡が見え隠れします。登場人物は一貫して本当のことを述べません。それは会話だけでなく、独白においてもです。だましたり、だまされたり、嘘を吐いたり、矛盾にあえいだりする彼らは、どうしても素直になれないまま現代を生きるしかない我々そのもののようにも思われます。そしてそれは、アリソン・グレイス本人においてもそうなのです。一貫して人前に姿を現さず、自分では演出を行わず、脚本提供という形で自己の分身を世に放ち続ける彼女の自意識そのものが、世界を煙に巻く彼女の意思で有り、その作品の登場人物達の周りに厚く垂れ込めるあの濃霧そのものなのかもしれません。
もちろんこれは、演出を担当した私の主観であり、アリソン・グレイス本人に直接答え合わせをしたわけではありません。しかし今回、私フジタがもう一度アリソンの脚本を演出させて頂くにあたっては、やはりこの一点、「アリソン・グレイスとは何者なのか」(もちろん誰も本当のことを述べません)ということに肉薄せざるを得ないのではないか、と考えています。いや、こんな小難しいことは実際どうでも良いのです。我々の世界は常にこの厚い霧に覆われて、本当のことなんか誰もわかりはしない、だからせめて、本当だと信じるに足ることだけを求めて、我々は演劇をやるのであり、舞台に立つのだと思います。そして何より、お客様に楽しんで頂ける最高の悪夢を、彼女の亡霊と共に作っていきたいと考えています。
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