無名FILM一同、被災された方々に謹んでお悔やみ申しあげます。
無名FILMとしましては、この企画を続行するか否かの検討を重ねてまいりましたが、現震災状況下において企画を続けることをマイナスに考えるのではなく
何かに挑戦しようという企画意図を前向きにとらえ、可能なかぎり続けていこうと決めました。
つきましては今回の災害の影響で応募の締め切りに間に合わなかった方々が多数いらっしゃるようですので、募集期間を延長させていただきます。よろしくお願いいたします。
2011年8月に撮影を予定している各国映画祭出品作品『SAKURA桜』(監督/脚本:ヨリコ ジュン)の主役及び出演者を募集しています。(4月撮影映画『7parts』は既に始動)
ヨリコ ジュン anarchyfilm HP http://www.anarchyfilm.asia
役者一人一人と向き合い、才能とセンスが共鳴しあえる俳優と映画を創り、国内だけではなく有名無名関係なく作品を評価する世界各国の映画祭に出品。「ヤリ タイコトヲヤル。カッコイイ世界ヲ創ル。」というヨリコ ジュンの考えのもとに、才能ある役者と出逢うため、2010年には舞台を3作品上演。結果、CoRich注目度ランキングでは、1作目『MIMICRY』 3位、2作目『CHORIKO』2位、3作目『TIC-TAC』が1位を獲得し、この3作品に参加した俳優の方々が出演する映画『7parts』(監督/ 脚本:ヨリコ ジュン)は4月〜6月に撮影が決定している。
今回の募集『SAKURA桜』では、ヨリコ ジュンの想いを、「無名FILM」というプロジェクトを始動する神宮前プロデュースがサポート。才能発揮の可能性を拡げるため、初心者からプロの方々まで を対象とし、4ヶ月のワークショップ形式で、基本的な演技〜映画『SAKURA桜』の台本を使用したレッスンを経て、実際に、映画『SAKURA桜』に出 演出来ます。
希望者には、ワークショップ受講中に、映画/CMなどのオファーおよびオーディションの情報や斡旋が受けられる場合があります。
この企画は、主催側も参加していただいた皆様も双方が納得し合えるプロジェクトにしたいという想いで始動しました。自身の才能を発揮したい方、芝居をした い方、映画に出演したい方、この企画に賛同していただける方、御応募お待ちしています。演技経験の少ない方、未経験の方も、短期間でのスキルアップに御活 用ください。
募集期間:2011年3月18日〜3月31日
応募資格:16歳〜50歳の男女/経験不問/プロダクション契約不問
選考方法:一次/書類(通過者にのみ4/3までに通知いたします)
二次/面接(4/10(日)の20分程度)日時変更応相談
合格後 :ワークショップ受講(4月〜7月/月4回/土曜または日曜)
1レッスン3時間/受講料¥5,000
:映画『SAKURA桜』出演(8月撮影)
*4月3週目からのスタートになります。
応募方法:http://jgmp.co.jp/mumeifilm/
上記ホームページにアクセスし、映画『SAKURA桜』キャスト応募フォームに必要事項を入力し、送信してください。または mumeifilm@jgmp.co.jp に必要事項と写真を貼付して御応募ください。郵送での応募を御希望の方は、下記宛先まで必要事項と写真を郵送してください。
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-19-12 原宿OHKIビル 株式会社 神宮前プロデュース
「ヨリコ ジュン 新作映画『SAKURA桜』主演/出演者募集」係
*事務所所属の方は、所属事務所の同意のもと御応募ください。
『SAKURA桜』
キレイナモノハ…キケンダ…タブン。
縝子 「ダッテ、スッゴイ綺麗なカエルは、人を殺せるくらいの猛毒
を持ってる場合がありますッテ、リカノセンセイガ…イッテタ」
常に髪がシットリしている縝子(サオリコ)はいつも子供の頃の理科の先生が言っていたという話をする。鉄道模型もタバコも両親の事も大好きな紀李雄(キリオ)は、縝子が嫌いだ…。
紀李雄「ナゼ…花ハ…サク?」
魅月 「…ジブンガ…ウゴケナイカラ…ウゴケルモノタチヲ…タチド
マラセルタメニ…サク」
紀李雄の質問には何でも答える魅月(ミズキ)の髪は、常に乾燥して傷んでいる…。
紀李雄「ナニ?」
魅月 「花ハ…ジブンガ…シラナイ世界ヲ知リタイカラ…タチ止マラ
セテ…ハナシヲ…キクノ」
紀李雄「ダカラ…花ハ…キレイニ…サクノカ…ダレモガタチ止マル
ヨウニ…」
魅月 「タブン」
紀李雄「タブンハ…タブンダカラ…ホントウデハナイ」
魅月 「デモ…キリオハ?」
紀李雄「ナニ?」
魅月 「タチ止マルデショ?」」
紀李雄「タチ止マッタラ?」
魅月 「タチ止マッタラ?」
紀李雄「殺サレル…カノウセイハ…ナイ?」
魅月 「…アル」
伯也 「僕は…花より綺麗な女性を…知っていました…」
全てを過去形で話す癖がある伯也(ハクヤ)は…特徴がない…特徴がありすぎる…瞬きが多い。
伯也 「今は、過去の…アノ時の事を…き、きかれて、は、話してる
訳だから、全部過去形でもいいって事でしたよね?…あ、あ
の…聞いてました?僕の話…あ、そうですか…いや、あの、
だから、アナタが僕だったら、絶対に僕と同じように、ただ、
そこに立ち止まって…何も出来なかったと思いました…絶対
にそうでした…コレカラ…ドウナルト…オモウカ?…聞くな
よ…僕に未来の事を聞くなよっ!」
伯也は、自分の腕時計を翳して見せた…。
伯也 「…僕の時計は5分遅れていました…何故なら…ボクハ、ミラ
イヲ、シリタクナカッタ…でも、アナタも含めて多くの人間達は
未来を知りたがる…それは、どこまで知りたいんですかっ!
自分がどうやって死んでいくのか、その未来を知ったら、ア
ナタは満足ですかっ!それで生きていけるのかよっ!コレカ
ラ、ドウナルト、オモウカ?知らねぇよ、そんな事…アノ時の
アノ女が僕を殺しにくるかもしれないとか言って欲しいの
かっ!人の未来を予測して楽しむアナタ達は、自分の未来
が不安なんだ」
縝子 「花ハ…咲イテイル時ニハ…イツ、ジブンガ、カレテ、シンデ
イクノカ…シッテルンダッテ、リカノセンセイガ…イッテタ」