Kamakaji GROUP THEATRE 本公演出演者募集
演目:二十日鼠と人間
原作:ジョン・スタインベック
劇場:ウッディシアター中目黒
日程:2017年5月31日(水)~6月4日(日)
【出演者選考オーディション日時】
①4月4日(火)15:00~17:00
②4月6日(木)15:00~17:00
オーディションへのエントリーは、件名に「『二十日鼠と人間』出演者募集の件」、本文には、上記のうちご希望の日程(①または②)をご記入いただき、プロフィールを添付の上、actorsclinic.tokyo@gmail.comまでご連絡くださいますようお願いいたします。エントリーを承り次第、折り返し事務局より、オーディション当日についての詳細についてご連絡をさせていただきます。尚、エントリーの締め切りは、3月31日(金)とさせていただきます。
■「二十日鼠と人間」慷慨
1930年代、 大恐慌時代のカリフォルニア州。いつか自分たちの農場を持つという夢をもつ出稼ぎ労働者、ジョージとレニーはいつもともに行動している。しかし、頭の回転が悪い大男のレニーがいつも問題を起こすためひとつの場に居つくことができず、数々の農場を渡り歩くはめになる。そんな2人がたどり着いた新たな働き口で、働き者で賢いスリム、ボスの息子のカーリー、若さと美貌を兼ね備えるカーリーの妻、下品で無神経なカールソン、多額の貯金を持つ片手が無く孤独な老人キャンディ、黒人であるがために賢くとも馬小屋に住まわされているクルックス等に出会い、生活をともにしてゆく。ジョージはいつもレニーに彼の夢を語っていた。そしてある日、キャンディの、右手を失った際の資産によって、ジョージとレニーの夢が現実味を増す。しかし夢の実現を前に、2人に悲劇が訪れる……ノーベル文学賞受賞作家、ジョン・スタインベックが初めて戯曲として取り組んだ不朽の名作。
■募集キャストとイメージ
・ジョージ(20~40代 男性)
小柄で頭の回転の速い季節労働者。レニーの伯母クララから知能の低い甥レニーの面倒を見るように頼まれる。レニーの一番の理解者でありレニーとともに自分たちの農場を買うという夢を持つ反面、レニーのいない自由な生活を夢見る。
・レニー(20~40代 男性)
巨大な体と子供と同程度の知能を持ち合わせた男で、ジョージとともに旅をする労働者。やわらかいものを撫でるのを病的に好む。夢はジョージと共に牧場を手に入れ、そこでウサギをたくさん飼育すること。
・カーリー(20~30代 男性)
農場主であるボスの息子でボクシングの元ライト級準優勝者。気が短く、小男ならではのコンプレックスをレニーにぶつける。
・カーリーの妻(20~30代 女性)
若く美しく、そして魅力的な女性。もともと映画に出ることが夢だったが、母親の反対で夢を果たせなかった。母親の元を去るために結婚したため、夫を愛してはいない。
・スリム(20~40代 男性)
農場の労働者のリーダー格。賢く落ち着きがあるため、周りからは頼りにされている。サラという名のメス犬を飼っている。
・カールソン(20~40代 男性)
品が無く粗野な労働者。老いた掃除夫であるキャンディーの飼っていた犬を、持っていた銃で撃ち殺す。
・ウィット(20~40代 男性)
労働者の一人で、暇つぶしにジョージとカードをしたりする。仕事や生活、そして将来のことに関してどちらかというと否定的で卑屈にとらえている。
・クルックス(20~40代 男性)
幼少期、馬に蹴られたため背中の曲がった黒人。読書家。農場主であるボスやカーリーの妻から怒りの捌け口にされる毎日を送る。
■想定スケジュール(稽古約30日間・本番10ステージ)
4月10日(月)より 3~4日/週ベース(13時~21時の範囲内)で稽古
5月 1日(月)より 5~6日/週ベース(13時~21時の範囲内)で稽古
5月20日(土)より 連日(13時~21時の範囲内)で稽古
5月29日(月) 小屋入り~仕込み(ウッディシアター中目黒)
5月30日(火) 場当たり~ゲネプロ
5月31日(水) 初日(14:00/19:00)
6月 1日(木) 二日目(14:00/19:00)
6月 2日(金) 三日目(14:00/19:00)
6月 3日(土) 四日目(14:00/19:00)
6月 4日(日) 五日目(12:00/16:00)
※他の案件との兼ね合いなど、稽古NGのご相談には極力応じますが、5月20日以降は全日程拘束前提とお考えください。
■出演条件(シングルキャスト・ダブルキャスト・アンダースタディ共通)
①出演料
3,000円/ステージをベースとし、以降チケット売上に応じて傾斜配分。
30~49枚:3,000円/ステージ
50~99枚:5,000円/ステージ
100枚~:10,000円/ステージ
※ステージ数は、シングルキャスト、ダブルキャスト、その他の出演条件によって異なりますので予めご了承ください。
②チケットバック
チケット売上 31枚目より、1,000円/枚のチケットバック。
チケット売上 51枚目より、1,500円/枚のチケットバック。
チケット売上101枚目より、2,000円/枚のチケットバック。
※全10公演を想定しているので、例えばシングルキャストのご出演で80枚のチケットを販売いただいた場合、
①チケットバック:(1,000円×20枚)+(1,500円×30枚)=65,000円
②出演料:5,000円×10ステージ=50,000円
合計(①+②):115,000円となります。
※それ以外の細かな条件につきましては、配役によって個々にご相談させていただきます。
■Kamakaji GROUP THEATRE(グループシアター)について
【沿革】2007年、Kamakaji Labはマンハッタンのウエストヴィレッジにある劇場「The Independent Theatre」にて、ささやかに産声をあげました。そして長きに亘る沈黙を破り、2012年12月、国内旗揚げ公演「カッコーの巣の上で」を実施、そして2016年春、梶原涼晴、北見翔、金澤健太、小池利一、杉渕優志、井上修によって構成される劇団、Kamakaji GROUP THEATREとして生まれ変わり、現在に至ります。
【理念】Kamakaji Labの基本理念、それは例えば、真っ白なキャンパスに自由に絵を描くようなこと。誰かにやらされるでもなく、誰かの真似をするでもなく、誰かの評価を気にするでもなく、お金や、名声や、後付けの大義に頼ることなく、人間がただ存在するということの、愛しさや、切なさや、美しさや、醜さを、絵にしてみること。「エンターテイナー」ではなく、「アーティスト」、であること。
【主宰】梶原涼晴(演出家)。1996年~2006年の10年間に亘り広告代理店で営業経験を積んだ後、単身渡米。マーロン・ブランド、ロバート・デ・ニーロらを輩出した演技学校の殿堂「ステラアドラースタジオ」にて2年間に亘り演技を学ぶ。ニューヨーク滞在中オフオフブロードウェイでのプロデュース舞台公演等、アーティストとしての活動を経た後に日本に帰国。日本では個人的な活動母体でしかなかったKamakaji Labを、2012年には舞台演劇のプロデュース母体として旗揚げ、現在に至る。過去の主な演出作品は、「HOME」(作・演出/The Independent Theater NY)、音楽劇「彩虹橋」(作・演出/上海万博・神戸朝日ホール)、「HIKOBAE」(作・演出/Alvin Ailey Theatre NY・国連オーディトリアム・天王洲銀河劇場、他)、「カッコーの巣の上で」(演出/WOODY THEATRE 中目黒)、「RADIO311」(作・演出/WOODY THEATRE 中目黒・東京芸術劇場シアターイースト)、「THE ELEPHANT MAN」(演出/WOODY THEATRE 中目黒)、「THE LAST SONG~命の行進曲~」(作・演出/伝承ホール・天王洲銀河劇場)、「THE LAST WORDS~命の行方~」(作・演出/WOODY THEATRE)、「希望荘にて」(作・演出/中野 劇場MOMO)、「ORPHANS」(演出/中野 劇場MOMO)、「THE LAST JOURNEY~命の使途~」(作・演出/中野 劇場HOPE)等。