「鬼の居ぬ間に」の次回7月公演に向けて、
出演者オーディションを開催いたします。
「鬼の居ぬ間に」を観劇したことがなくても応募OKです。

「鬼の居ぬ間に」とは…
東京を中心に活動する劇団。
妖怪を主題に掲げ、暗闇や人間の疾しい心が生み出した先入観や固定概念がみせる幽霊などの存在を作品を通じて間接的に示唆し、古来の風俗概念・前時代的な人間の心の移ろいを表現する
（HP：http://onino-inu-mani.jimdo.com）

【公演概要】
鬼の居ぬ間に
七、「土蜘蛛―八つ足の檻―」
脚本・演出　望月清一郎

2017年7月5日(水)～7月10日(月)　計9ステージ
＠花まる学習会王子小劇場
※5月より稽古開始予定

【オーディション概要】
日時：3/18(土) 14:00〜、18:00〜 （どちらか一方の参加でOK）
会場：板橋区、杉並区、世田谷区いずれかを予定
参加費：1000円
持ち物：筆記用具、動きやすい服
内容：短い脚本をもとに、読み合わせや簡単な立稽古などをさせて頂きます。

【応募方法】
件名に[オーディション応募]と明記の上、
下記内容をoninoinumani02@gmail.comまでお送り下さい。
①お名前
②性別
③年齢
④所属劇団・事務所
⑤簡単な芸歴
⑥志望動機
⑦オーディション参加希望の回
⑧連絡先

【応募締切】
3/17(金)21時まで

ご応募お待ちしております！！！


「皮膚は擦れ、爪は割れ、腕も上がらず絶えず空腹が押し寄せる。暗闇の中でつるはしを振るい、毎日誰かが倒れていくのを目の当たりにする。仲間が死んでも気に掛けることすら出来ず、そればかりか率先して壁に埋める役を命じられる。
そんな状況は、生きながらにして地獄であり、壁に埋もれていった仲間たちを羨ましく思う。
しかし、死に切れぬ。謀反を企てる勇気も、死ぬ勇気もない。悔しさに涙する事も出来ない。土を削りながら、一緒に心も削っている。
このままではいけない。それは分かっている。削りに削れ、一寸ばかりになってしまった心が、失くさないでくれと嘆いている。

男たちは、ただ無為につるはしを振り下ろす。心を土に隠し、ただただつるはしを振り下ろす。土を削り、土に埋める。
振り下ろし、振り下ろし、土に心を隠し、そうしていつの間にか、男たちは自らを「土蜘蛛」と呼ぶようになった」