みなさんこんにちは!最近イベント続きの『本読み会』が、またまた魅力的なイベントを企画しちゃいました。
なんと、作家・演出家・翻訳家として活躍中の谷賢一さんが、”戯曲の翻訳”について、おもしろおかしく教えてくれるワークショップです!
谷賢一さんと楽しむ! 戯曲翻訳ワークショップ
講師
谷賢一氏
日時
2016年3月20日(日)13:00〜17:00
場所
千代田区、飯田橋近辺
参加費
3,500円
定員
7名(先着順)
内容
戯曲の翻訳………それは不可能に対する挑戦だ!
話し言葉を扱う戯曲にとって、翻訳は単なる言語の移し替えではありません。セリフを語る登場人物の意志を、思いを、いかに異なる文化の中で再現するかという、超難関問題です。
今回の講師は谷賢一さん。作家としての日本語力、演出家としての劇的感受性を兼ね備えた翻訳は、小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞するなど高い評価を受けています。戯曲の翻訳の難しさ、そして面白さを、谷賢一さんと一緒に味わってみませんか。
当日は
デヴィッド・オーバーン『プルーフ/証明』
ライル・ケスラー『オーファンズ』
ハロルド・ピンター『昔の日々』
ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』
等の戯曲を使用する予定です!
講師・谷さんからのコメント
翻訳というのは奇妙な体験で、天才になった気がします。だってすでにいい本があるわけ
で、自分でストーリーを考えたわけでもないのに、きちんと訳すと、自分だけの言葉で書
かれたいい本ができあがってくる。プロット・設定・ストーリーを考えるという最も大変
な作業を省いて、文章を書く・台詞を考えるという楽しいとこだけ楽しめるわけです。
きちんと教材作ってお配りしますから、英語力はほとんど必要ありません。「台詞を書く」
という楽しさと、私なりの翻訳の秘訣をお伝えできればと思います。
※お申し込み方法※
お申し込みは、『本読み会』HPの予約フォームからお申し込みください。
http://honyomikai.net/2016/02/21/play-translation-ws/
皆様のご参加、お待ちしております!
講師紹介
谷賢一
作家・演出家・翻訳家。DULL-COLORED POP主宰。Theatre des Annales代表。
明治大学演劇学専攻、ならびにイギリス・University of Kent at Canterbury, Theatre and Drama Study にて演劇学を学んだ後、劇団を旗揚げ。「斬新な手法と古典的な素養の幸せな合体」(永井愛)と評された、ポップでロックで文学的な創作スタイルで、脚本・演出ともに幅広く評価を受けている。
2013年には『最後の精神分析』の翻訳・演出を手掛け、第6回小田島雄志翻訳戯曲賞、ならびに文化庁芸術祭優秀賞を受賞した。また近年では海外演出家とのコラボレーション作品も多く手がけ、シディ・ラルビ・シェルカウイ『PLUTO』(シアターコクーン)、アンドリュー・ゴールドバーグ『マクベス』(PARCO劇場)、デヴィッド・ルヴォー演出『ETERNAL CHIKAMATSU』(梅田芸術劇場/シアターコクーン)などにそれぞれ翻訳・脚本・演出補などで参加している。
近年の代表作に、梅田芸術劇場/シアターコクーン『ETERNAL CHIKAMATSU』(脚本)、あうるすぽっと『TUSK TUSK』(演出)、KAAT『ペール・ギュント』(翻訳・上演台本)、PARCO『マクベス』(演出補)、東宝『死と乙女』(演出)、シアターコクーン『PLUTO』(上演台本)、DULL-COLORED POP『夏目漱石とねこ』(座・高円寺)・『河童』(吉祥寺シアター)、Theatre des Annales『トーキョー・スラム・エンジェルス』(青山円形劇場)、東京グローブ座製作『ストレンジ・フルーツ』、『モリー・スウィーニー』(シアタートラム)などがある。