いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)
次回の開催情報をお知らせいたします。
第57回『本読み会・ピンター』
■作家
ハロルド・ピンター
■作品
『バースディ・パーティー』(1957)
訳:沼沢 洽治(ぬまさわこうじ)
■日時
2015年12月26日(土)13~17時
■場所
都内・千代田区周辺
■参加費
諸経費として、お一人様200円
■作品について
とある下宿屋で生活する老夫婦と一人の下宿人。そこに二人の来訪者が現れ、下宿人のバースディ・パーティーを開くーー
1957年に執筆され、1958年に初演を迎えたこの作品は、興行不振のため、たった一週間で打ち切りになってしまったとか。確かにこの作品を読んでみると、何が語られているのか、何が行われているのか、分かるようで分からない、得体の知れないものを感じます。きっとお客さんは、自分が何を観たのか、理解できなかったのでしょう。
しかし、今やこの戯曲は、現代イギリス演劇を代表するノーベル文学賞受賞作家ハロルド・ピンターの初期の傑作と言われています。
一体この戯曲に書かれているものは何なのか。何がそんなに評価されているのか。気になりますよね。でも、それを「理解」することは果たして本当に重要なことでしょうか。
たくさんの人間の声と視線が交わる場所で、戯曲はその姿を表します。1958年という時代の一観客になったつもりで、傑作「バースディ・パーティー」を味わってみませんか。
みなさんのご参加をお待ちしております。
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
どうしても見つからなければ、開催2週間前までを目処に『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数で参加者枠がいっぱいになってしまった場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。参加者にキャンセルが発生した場合は、見学の方から順に参加者枠のご案内をいたします。
今回は忘本会が同日開催のため、できるだけたくさんの方にご参加いただければと思っています。読む人数はそんなに増やせないですが、見学の方もいつも以上に楽しめるように、進行していきたいと考えています。
もちろん、忘本会のみのご参加も歓迎いたします。
参加申し込み・・・の前に、 ↓ の「忘本会」のお知らせもご覧ください。
『忘本会!2015』のお知らせ
上記、第57回『本読み会・ピンター』開催後に、『忘本会!2015』を開催いたします。
『忘本会』とは何か。
いつも本のことばかり考えている(?)我々、年の瀬くらい本のことは忘れてお酒を飲みましょう!という、まあ言ってしまえばただの忘年会です。ぜひご参加ください!
■日時
2015年12月26日(土)17:30〜20:30くらい?
■場所
千代田区ら辺の飲み屋さん
■参加費
3500〜4500円くらいですかね・・・。コースにするかどうか、飲み放題つけるかどうかはまだ決めてません。参加希望の方は、申し込みの際にでも、希望を書いてもらえると助かります。
『本読み会・ピンター』だけのご参加も、『忘本会』だけのご参加も、もちろん両方のご参加も、心よりお待ちしております!
■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙