※CoRich運営事務局はテーマの真偽について調査を行っておりません。募集情報に応募する前に、投稿者のプロフィールや公式ウェブサイト等をよくご確認ください。

「生きてない役」という言葉(すいません、多分言葉は勝手に作りました)

  • itomasa7 itomasa7(220)

    カテゴリ:フリートーク 返信(2) 閲覧(183) 2015/05/17 22:37

かなり以前ですが、某役者さんのツイキャス放送内で
「『生きてない役』をやらされるのは役者さんにとって可哀想だと思います」
と発言し、
「生きてない役ってなんだ!そういう言葉自体が好きじゃない!」
と役者さんに怒られた事があります。

(多分、自分が勝手に作りましたが)「生きてない役」について、
その時はうまく説明する事も出来ませんでした。


しかし思い出してみれば、
自分が「生きていない役」と思ったのは、
某劇において医大の医局の教授の権威を示す為だけに
教授の後ろに並んでいた医局の各医師達、

その場面では「観せたいもの」(権威的な雰囲気)は出せていましたが、
その後これらの役に従事していた方々は他の役者との会話もなく、
はっきりいってなんの意味も個性もない状態で
たまに舞台上を通り過ぎるだけの意味不明の存在でした。


(最近特にですが)殺陣のシーンを盛り上げる為、
台詞のない殺陣の斬り合い役だけで出演される
モブキャラ/パフォーマーの方々を見かけます。

ただし、この方々についてはあくまでも
「殺陣のシーンを(役者数人では表現しきれない)ド派手に表現する為に」
存在しているのだと、その存在意義を感じる事も出来ます。

そして、(自分が観た演劇では)
これらモブを担当された方々は他の場面でも
(台詞はなくとも)モブとして、立派に色々な場面を盛り上げる活動をされていました。


ただ、先の医局のシーンの教授の後ろに並ぶ医局の各医師達については、
ある場面のあるシーンの飾りとしての役割以外で、
たまに登場する事について舞台にとってなんの「意味」も
観劇側としては見いだせませんでした。
(そもそも教授の権威を表現するのに人を立てずとも、
他の演劇表現を使っても良かったのでは?と思っていました。)


これを自分は「生きていない役」
(いてもいいけど、いなくても表現上困らない、
役者として最も自己表現できない役)と思ってそう呼びました。


これは単に自分が思った役の一例ですが、
役者さんとしてはどのような役回りが、
自分として一番、今/そして今後の自分の為にならない、
「生きてない役」(為にならない役)と思われるのか、
知りたいと思い投稿させていただきました。
  • 私は役者ではありませんが、と まず、お断りして。

    その役者さんが怒ったのは、たとえエキストラに近い端役であっても、そのドラマを創った一員としての自負があったからでは、と思います。自己表現とか、役作りとか というより、そのひと自身その作品を愛していたら、たとえ医局の医者のひとり、刺客その2、あるいは茶店の客 といった外野の役でも 喜んで素材として自身を投げ出せる と思うんですよ。

    「生きてない役」という意味合いなら

    たとえば、自身は役者としてこう演じたいのに受け入れられず、やむなく納得できないままお仕着せの役を演じなければならなかった時(テレビドラマでは、けっこうあるのでは)とか。

    2015/05/21 01:00
  • >junjuncat様


    >その役者さんが怒ったのは、たとえエキストラに近い端役であっても、
    >そのドラマを創った一員としての自負があったからでは、と思います。
    >自己表現とか、役作りとか というより、そのひと自身その作品を愛していたら、
    >たとえ医局の医者のひとり、刺客その2、あるいは茶店の客 
    >といった外野の役でも 喜んで素材として自身を投げ出せる と思うんですよ。


    観客視点の自分からすれば、
    「好きな役者さん」がそういった物語上の単なる端役未満を
    やらされるのを観て、

    ・ 役者の個性その他を完全に殺されてしまっている

    ・ この舞台にとって必要な部品にすらしてもらえない

    と感じてしまい「生きていない役」と呼んでしまったのですが。


    役者さん自身としては
    舞台に参加するからには「どんな形」であろうと
    自分に出来る事をしっかりこなそう、
    という前向きな気持ちを持たれていたのかも知れません。

    そういったものに対して「生きていない役」と言われれば、
    自分の人間/役者としてのスタンス自体を否定された、
    ととられるかも。。。


    >たとえば、自身は役者としてこう演じたいのに受け入れられず、
    >やむなく納得できないままお仕着せの役を演じなければならなかった時
    >(テレビドラマでは、けっこうあるのでは)とか。

    これは確かにありそうですね。
    自分の役者としての個性/役になりきろうとする気持ちを
    脚本/演出家に受け入れ、活かしてもらう事が出来なかった。
    (完全に心を殺して演技するしかなかった、など。)


    (詳細は不明なのですが)このような理由で
    脚本/演出家ともめられた方もいるようです。

    映画監督北野武ではありませんが、
    役者の「この役について考えたのですが
    この人物であればこういう状況に対しては、
    こういう行動/台詞を言うのではないでしょうか?」
    と演技相談したら、
    脚本/演出家に「役者は言われたままにお芝居してればそれでいいんだ!」と
    せっかく役になりきろうと色々考えたのに
    まったく受け入れてもらえず、
    まるで「ロボットになれ!」のように言われてしまったという。。。

    2015/05/21 05:53

このページのQRコードです。

拡大