じんのひろあきの劇団ガソリーナ四月公演のキャスト急募、オーディションのお知らせ。
(演出助手も同時募集です、一番下のアドレスからお問い合わせください)
ガソリーナ主宰 じんのひろあき
1990年映画『櫻の園』で日本アカデミー賞脚本賞、キネマ旬報脚本賞、ヨコハマ映画祭脚本賞などを受賞、アニメ映画『おまえうまそうだな』最近では石井岳龍監督『シャニダールの花』の脚本を担当。
ゲーム『シェンムー』『デビルメイクライ2』のモーションキャプチャリングディレクター。
また『忍たま乱太郎』や『ポンキッキーズ』のサマーコンサートなど子供向け作品も手がけガチャピン、ムックの台詞も書く。
ビックコミックスピリッツにて漫画『ラブレター』の原作を一年担当。
にっかつオリジナルビデオ企画大賞、東北新社アニメ企画大賞大賞受賞、また『12人の優しい日本人』など、企画においても多岐にわたる。
そんな、じんのひろあきが新作を準備中。
『キタイ』
この物語は言葉遊びで展開します。
戯曲のいたるところに「キタイ」という言葉が散りばめられ、物語は役者の口からでる音としての言葉、台詞によって恐ろしいほどのスピードで転がり展開していきます。
ベースとなっているのは『南総里見八犬伝』。
しかし、時代劇ではありません。
現代における八犬伝です。
50年代、ソ連が打ち上げた人工衛星に犬が乗せられました。
ライカ犬でした。
このライカ犬の雌が八犬伝における伏姫となります。
「青い地球に帰って…キタイ」
その伏姫から八人の子が生まれます。
彼らはそれぞれ文字を持っています。
イ
キ
カ
テ
ナ などです。
この登場人物達が持つ文字もまた、キタイをつけることによって、
イキタイ
カキタイ
キキタイ
ナキタイ
と、なります。
そして、彼らと同じく文字を持ってはいるものの、
チ
ケ
コ など、キタイをつけても言葉にならない者達がいます。
彼らは期待外れ(キタイハズレ)として、主人公のイキタイと対立します。
その彼ら期待外れを率いているのは テ の文字を持つ テキタイ。
テキタイはキタイハズレの連中をまとめあげていきます。
彼らはロボットを作っている者達です。
イキタイは秋葉原のネオラジオセンター地下のロボット格闘場で賭けロボット対戦を行っています。
そこに伏姫の意志を継げる者が現れます。
、大法師(てんだいほうし)。
彼はそもそも歯医者であったのですが、犬士(犬歯)を集める命を知り犬士用広告(懸賞広告)を出して八犬士を集めます。
「ライカ犬など知らない」という犬士達の親知らずを抜き、彼らは親を知ることとなります。
ライカ犬は科学の発展のために、宇宙へと飛ばされました。
彼女の願い「こんなふうに科学の犠牲になるのは私だけでいい、私は、地球に…帰ってキタイ…」
、大法師は八人の子供達に使命を伝えます。
それは彼らの手先となるロボットを操りある場所を目指せと。
これは大切な仕事である、と。
イキタイの格闘ロボット。
ユキタイのロボットアゲハ蝶。
ウキタイの深海探査用ロボット。
テキタイが仲間の期待外れと作り出したロボット。
ナキタイが産業廃棄物から作り出したロボット。
トキタイの迷路を高速で移動するマイクロマウスロボット。
ロボット達は帰らぬ旅に出る…
さらにこの話に11人の転校生を迎えたあるクラスの物語が螺旋のごとくからみあってくる。
『キタイ』は過剰な言葉遊びで織りなされる物語です。
他愛無い言葉の一つ一つが、残らず様変わりして世界がみるみる広がっていく。
あまり例のない手法の戯曲ゆえに、経験よりも柔軟さのある役者をとにかく求めています。
どんなことやるんだろう、という好奇心が新しい出会いとなるやもしれません。
ご応募ください。
【公演概要】
ガソリーナ Vol.9
『キタイ』
作・演出:じんのひろあき
●本番日程:2015年4月9日(木)~12日(日)
(全7ステージを予定)
●場所:ザムザ阿佐谷
○稽古について
・稽古場は中野、池袋が中心
2月下旬から開始 週3回程度(夜間)
3月下旬、本番2週間前から毎日(昼夜)
1週間前は調整期間として、夜間のみを予定
○ノルマの設定:20枚程度あり
規定枚数到達からは、バックが発生
●オーディション概要
開催日 2月14日(土)
応募資格 18歳以上の心身ともに健康な男女。
演技経験不問。
審査概要 『キタイ』のいくつかのシーンの読み合わせを通して、作・演出のじんのひろあきはもちろん、共演者との対話ができるかどうかを重点的に見せてもらいます。
よって履歴書等は必要ありません。
自己アピールなども特に考えずに、いらしてください。
開催場所 江古田ストアハウス 5F
15:00~17:00
18:00~20:00
お問い合わせ
under.the.flag2014@gmail.com