この度、上記のワークショップを開くことになり、そのお知らせをさせて頂くべく、こうして文章を書いている次第でございます。下記に詳細等を記載致します。ご興味のある方は是非下記連絡先までご一報下さい。
「自分」についてのワークショップ
日時:12/10(水),17(水)17時~19時
場所:コンシェルジュ石原(東京都新宿区西新宿7-16-1)
受講料:1回3000円
連絡先:stoic.tangtang@gmail.com
概要
当ワークショップは、受講される方々が各々いくつかのグループに分かれて実際に1本の短編映画を作ることで映像の中での「自分」を見つめ直してみる、というものです。
舞台であれ、映画・映像であれ、役者さんの方々は常に、自分自身以外の誰かを要求されるのであって、その誰かについて考えることを役作りと言います。その他人である誰かを「考える」のは結局のところ役者さん本人に他ならないのであって、「自分」という存在は役作りという無数の選択がある過程の中で一つの基準となるのは、当然のこと。そして、当ワークショップでは、その「自分」というものを見つめ直した上で、その姿が実際の映像にてどのように見えるのかを知り、今後の糧にして頂く、というものでございます。
12月中は、当ワークショップの詳細な流れや、ほぼほぼ無経歴である講師がどのような人間であるかを知って頂く、お試しの形をとっております。本格的なスタートは、来年からです。
最後に、当ワークショップでは製作した映像を公開する場も、動画投稿サイト、そして上映会イベントにて設けます。ただの講座には終わらせず、実際に皆さまが考え納得した上で、主演した作品の一つとして結果を残すためです。動画投稿サイト、並びに上映会企画も同時並行で進めておりますが、その詳細は下記の講師ブログにてご説明させて頂いておりますので、ご興味のある方は是非ご一読下さい。
講師略歴&ひとこと
田中智寛 1989年12月5日生まれ
ブログ:http://ameblo.jp/c-h-r--t-n-k/
youtube:https://www.youtube.com/channel/UC8J8nKZR4eS__dOInWHWm9A
略歴
2008年:明治大学文学部文学科演劇学専攻に入学。駿台映画製作研究部に入部し、映画製作
を独学で学ぶ。
2010年:2011年での大学中退を決意し、1年間かけてたった10分間の短編映画を製作。完成
品をカンヌ映画祭などに応募。鳴かず飛ばずに終わる。中退の意を両親に伝え、勘
当寸前になる。
2011年:映像に対する思考の幅を広げるため、映画とは真逆に位置する報道映像製作会社に
入社、報道編集部に配属される。ニュースの存在意義自体に疑問を覚え、3か月で退
社。
その後、今後を決定づける1か月の完全ひきこもり生活に入り、自分について考え
る。
2012年:某テレビ局の子会社に入社し、制作アシスタントになる。某坂番組や某スポーツ番
組を担当。当然のように心身共にボロ布のようになって約8か月で退社。
2013年:バーで働きながら執筆活動を開始。大賞などには応募せず、ひたすら書いては捨て
る生活を送る。
2014年:そういえば今年で25歳になることに気づき、色々と活動を始める。何か知らないが
予想していたよりも上手くいってしまい、現在誰よりも自分に驚いている。
現在:2か月に1本くらいのペースで、脚本に登場する人物等のサイドストーリーを展開し
たり俳優さんの宣伝をしたり稽古の様子の映像を公開しながら製作していく全公開
型にて短編映画を製作中(詳しくはブログ等にて)。
10月に撮影した短編映画「青春」は、編集中。
次回作「血泥ヶ池」は、12月撮影予定。
なお、現在動画投稿サイト上で、ネットテレビ局「さよならテレビ」を製作予定で、各
方面に協力者等を募集中(詳細等は年内にブログ、動画投稿サイトyoutubeにて公開
予定)。
講師ひとこと
何てふざけた略歴の書き方をしているのだろう。
と書いた自分でも思うけれど、実際のところこう書くしかないのが現状であって、むしろこれからが大事であるということで、お試しの形をとることにしている次第です。書くべき略歴が無い心許なさは私が誰よりも自覚していて、そのことに関する配慮は当ワークショップの概要の最終目的地、「ご自分が納得した上で製作した映画」を作るという点でお分かり頂けますと、幸いで。
映像媒体に関する技術革新は本当に目が回る程に速い展開を見せていて、その過程において個人で出来ることはどんどん膨らんでいます。まるで、宇宙が膨張するかのような。その時代は編集者、照明技師、録音技師など専業的な垣根を崩しつつあり、専門性よりもむしろ全体の俯瞰性が、大事になってきています。それは役者さんとて同じことと、私は考えております。個人的には良い時代に生まれたと、しみじみ思ってみたり。講師という立場にありながら、私は誰かに何かを教わるのは苦手で、常に自分で考えないと気が済まないタチだから。
撮影前の製作段階から、その完成品の公開まで全てを俯瞰しながら進むワークショップです。きっと、楽しくなります。少しは、視点を変えられます。是非。