“Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.”
-Charles Chaplin
「人生は近くで見ると悲劇だが、長い目で見れば喜劇だ」
-チャーリー・チャップリン
笑いには世界をひっくり返す特異で破壊的な一面があります。笑って身悶えし、世界を反対側−喜劇の側面を見せてくれ、私たち中の悲劇を受け入れさせてくれます。
クラウンは大衆と共に行われますが、彼らの為に行うのではありません。クラウンはその個人に基づくものですが、演技の能力に基づくものではありません。クラウンは第四の壁−公衆−との関係を築きます。ある人が難しい状況にあり失敗することをFlop(どさっと落ちること、失敗の意)と呼びます。そして彼がその失敗を受入れた時、それが大衆からの笑いになり、リアクションの連鎖が始まります。さらなるFlopがさらなる笑いを呼ぶ…と言った感じです。笑いからなのか、Flopから連鎖が大きくなるのか…?答えはワークショップで見つけましょう。
このワークショップでは、クラウンがどのように通常のコミカルなお芝居でない舞台に役立つかを模索します。クラウンで使われるトレーニングやテクニックを用いて、例えば悲劇などもっと感情を込めるようなお芝居にどうアプローチするのか考えます。このワークショップの中心となるのは、例えば悲劇のヒーローやヒロインがその避けられない破局に向かっていく様を見ている観客の感情に訴えかけるにはどうすればいいのか、その対極に位置するクラウンの持つ純真さや困惑、楽観性を通して学ぶことです。
現代クラウンのテクニックは、そうした観客とコミュニケーションをとる為の新たな方法に導いてくれるでしょう。
時:2014年11月30日(日)午後1時〜9時
ところ:杉並区役所 高井戸地域区民センター
アクセス: 京王井の頭線高井戸駅から徒歩3分
中央線、丸ノ内線荻窪駅南口から関東バスで4番「芦花公園駅前入口行」「北野行」高井戸駅下車徒歩2分
参加費:¥6,000
学生割引: ¥4,000
お友達とご一緒に参加される場合は更に¥2000のディスカウントがあります。
ワークショップは英語で行われますが、通訳がつきますので不安のある方も安心してご参加いただけます。
お申込み・お問い合せはcitainternational@gmail.comまで
インストラクター紹介:
ジェームズ・スザーランド(James Sutherland):
New Zealand Drama School卒。現在は東京を拠点にCITA/International Centre for Theatre Artsを主催。イギリスはロンドンにあるドラマスクール・East 15で三年間のPhysical Theatreコースのプログラム作製責任者を務めた。イラン・韓国・日本・イギリス・ニュージーランドなど各国で教育者として活躍。主要なモーションピクチャー、テレビ、舞台で演出、パフォーマー、振付家として活動した経験も持つ。CITAではRomeo and Julietを演出し、現在はNose/鼻を製作中。また最近ではWar Knocking on My Window(韓国)、Kanadehon Chushingura(イギリス)、Albert Speer(ニュージーランド)、Hole in the Roof(イギリス)などに参加。
Stage Combat に関する略歴:
J.R.ビアズリーによるAmerican society of fight directors、Tony WolfによるTony Wolf System(ルネサンス様式フェンシング・レイピア・レイピアとダガー・クローク/外套を着てのレイピア・素手による擬斗・レスリング)、剛柔流空手(緑帯)、合気道(一級)、Doce Paresエスクリマ(緑帯。片手棒・両手棒・棒/バストンとダガー・片手または両手持ちダガー)。またニュージーランド、イラン、イギリス、韓国、日本の舞台やテレビに出演