10月30日(木)
STスポットでは年間を通じて、ワークショップや創作リサーチを中心に創作活動を行い、アーティストとしての自覚と方法論の確立を目指すプログラムとして、民族芸能の研 究から新たな可能性を模索する\"民族芸能調査クラブ\"を行ってまいりました。今回、長期のリサーチ型の第二弾プログラムとして、科学的視野から「感覚」や「記憶」をリサー チし、自身の表 現にフィードバックする\"感覚デザイン研究クラブ\"を設立します。 中村達哉さん(振付家・ダンサー)が顧問としてクラブの主軸となり、STスポットでの実験、フィールドワークを経て、報告会にて発表を行います。
●感覚デザイン研究クラブとは
「身体」「感覚」「運動」「記憶」「境界」「自己と他者」「関係」「リアルなものとそうでないもの」。 本クラブでは、これらのテーマが生物学や脳科学、システム工学といったサイエンスの領域でどのように取り扱われ、語られているかを考えていきます。
人はなぜ動くのか?心はどこにあるのか?
当然のように捉えてきた出来事をもういちどその仕組みから考えなおしてみるとき、これまでとはまったく違った経験の層が現れるかもしれません。 まずはテーマに基づいて「実験」をし、経験に照らし合わせて、それがどんな出来事であるのかを話し合っていきます。 その上で、興味のあるトピックを選択し、それぞれに「問い」を立てていきます。科学的事実を私たちの日常の経験や表現の断片に置き換え、 自由に仮説を立ててリサーチしていきましょう。
報告会を通して、\"新たな思考の方法\"が生まれ、表現のツールとして練り上げていけるようになればと考えています。
中村達哉
参考文献
「錯覚する脳」前野隆司著
「脳のなかの身体地図」サンドラ・ブレイクスリー、マシュー・ブレイクスリー著
「生物と無生物のあいだ」福岡伸一著 ほか
[ ワークショップ詳細 ]
●スケジュール
説明会 10月30日(木)19:00〜20:00 @ST スポット
実験 11月14日(金)19:00〜22:00 @ST スポット
11月15日(土)15:00〜19:30 @ST スポット
11月23日(日)15:00〜19:30 @ST スポット
フィールドワーク 12月以降
報告会 2月以降を予定
※12月以降に関しては月 3 回程度の予定。顧問、部員のあいだでスケジュールを調整。
●入部における条件
・アーティストとして作品創作をされている方
・報告会までご参加いただける方
●募集人数:部員 6 人程度
●参加費:1 万円
●お申込み
説明会のご予約:お名前・ご連絡先を mail@stspot.jp までお送りください。
入部のお申込み:お名前・年齢・ご連絡先・プロフィール・入部動機を mail@stspot.jp まで お送りください。
※入部をご希望の方はなるべく10/30 の説明会にご参加ください。
[ プロフィール ] ○中村達哉プロフィール
1998 年より現在まで、ダンスカンパニー「イデビアン・クルー」に参加。他に、パフォーマンスシアター「水と油」の作品や山下残の作品などに出演。また、ミュージシャンのPVなどにも出演。ソロ活動として、美術家や他のジャンルのアーティストとのコラボレーションを多数行っているほか、学校や劇場を中心にしてワークショップ活動も行う。2010年、2011年STスポット主催「ヨコラボ」集団創作コースリーダー / オブザーバーを担当。2013年自作のソロ作品「そこから眺める」を STスポットにて発表。
[ お問い合わせ ]STスポット
メールアドレス:mail@stspot.jp
電話:045-325-0411
企画制作:NPO法人STスポット横浜
主催:文化庁 NPO法人STスポット横浜
平成 26 年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業