募集要項をご覧いただきありがとうございます。
キャンディプロジェクトは、昨年2022年の6月に舞台公演を催しましたが、座組からコロナ陽性者が出たために公演中止となってしまいました。
今回はその再演となります。
期間が空きましたためオリジナルキャスト全員が揃わず、今回追加募集をかけることにしました。
再演というのは初めての経験ですが、前回の稽古で上手くいったこと、いかなかったことをブラッシュアップし、新たなキャスト・スタッフも加えつつ、良い作品を創りあげたいと考えています。
また、シアターグリーンの「グリーンフェスタ2024」に参加します。
要項をご覧になった上で、応募やご質問などは最下部にあるメールよりお送りください。
★11/5(日)13:10~17:00でワークショップオーディションを開催します★
★詳細は下記を参照ください★
●公演概要●
キャンディプロジェクト第12.5回舞台公演(再演)
「星の王子と うたかたの日々」
原作:サン=テグジュペリ『星の王子さま』/ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』
翻案・脚本・演出:キャンディ江口
【本作概要】
近代文学翻案シリーズの第六弾となります。
1940年代に発表された二つのフランス文学を下敷きに、「恋愛」をテーマとした群像劇を立ち上げます。
『うたかたの日々』は、早熟の鬼才、ボリス・ヴィアンによって書かれた幻想的な世界観が魅力の恋愛文学で、日本での人気も高い作品です。岡崎京子による漫画化、ミシェル・ゴンドリーによる映画化など、ジャンルをまたいで多くのアーティストに愛されてきました。
『星の王子さま』は、サン=テグジュペリによる説明不要の世界的人気作です。児童文学にも通ずる普遍性を抱えた本作ですが、子供の目を通して世界の本質を焙り出そうという試みにより、諧謔に富み、「愛」や「生きること」への探求がテーマに据えられています。
この二作品をマッシュアップすることにより、多様な「愛」の形を群像劇として描きながら、その本質を追求しようと企図しています。
本作は『うたかたの日々』のストーリーラインをベースに、その世界に星の王子が迷い込むという構造をとります。仲の良い薔薇の少女と喧嘩をしてしまい星を飛び出した王子は、「本当の愛を見つける」まで帰ることができません。登場人物たちの恋愛模様を王子が観察する中で物語は進行していきます。
『うたかたの日々』は悲恋としての結末を迎えますが、そこに『星の王子さま』のエッセンスを加えることにより、一抹の希望を輝かせたいと考えています。
ヴィアンはトランペット奏者としても活躍しましたが、本作でも音楽は物語に根差し、文学でありながら美しい音に溢れています。「ブンガク×オンガク」を掲げ、生演奏や歌唱を核に据えてきたキャンディプロジェクトとも相性がよい作品であります。
【公演日程】
2024年2月14日(水)~2月18日(日) 計10ステージ(最終調整中)
※ダブルキャスト公演のため、各チーム5ステージずつ
※2/12(月)~小屋入り
【劇場】
シアターグリーンBOX in BOX THEATER
【稽古】
2023年11/26顔合わせ。稽古は週3日(平日夜2日+土日のどちらか半日)
北区公共施設(主にココキタ)、豊島区公共施設などにて
※必要に応じて抜き稽古を行う可能性があります
※すべての稽古に参加できなくても大丈夫ですが、一定数の稽古に参加できる状態かご確認ください
【ノルマ・バック】
※下記はベースです。経歴に応じて条件を相談の上、決めます。
チケットノルマ:20枚
チケットバック:1枚目~500円/枚、21枚目~1,000円/枚、31枚目~1,500円/枚、41枚目~2,000円/枚
【キャンディプロジェクトとは】
主宰キャンディ江口が、2009年に立ち上げたプロデュースユニットです。
同志社大学 演劇集団Qの座長を経て、出版社に就職。その傍ら社会人劇団として本ユニットを立ち上げました。2015年に出版社を退職。現在は作家、演出、俳優を本業として活動しています。
近年は「ブンガク×オンガク」をテーマに、近代文学作品をエンターテイメンティックに翻案し、生演奏を交えながら上演するという試みを続け、シアターグリーンを中心に年に1、2回の公演を主催しています。
過去には、専門誌に記事を書いていただいたり(「日本とユーラシア」2017年4月15日刊・第1479号)、ジュンク堂書店池袋店の文庫フロアでコラボフェアを開催していただく(2018年『交響劇 河童×コッペリア』)など、広く繋がりを求めながら活動してきました。
【募集要項】
年齢・性別・国籍・前科等、問いません。今までの経歴も問いません。
ご本人のやる気、本作との相性、劇団と出演者の相性について、ワークショップオーディションの場で相互に確認させていただきたいと考えております。誰でもよいという訳では当然ありませんが、多くの方とお会いしたいと考えています。
事務所や劇団に所属の方は、所属元の許可を得たうえでご参加ください。
【応募の仕方】
ワークショップオーディションを開催します。
ここでは、キャンディプロジェクトの稽古の仕方や雰囲気を、実際に本読みなどを行うことで体験していただきます。
オーディションと言っていますが、稽古が始まってから「思っていたのと違う…」というギャップが相互に発生しないための場と考えています。お互いに信頼した上で作品づくりを進めていくためです。
ワークショップに参加していただいた後、最終的に出演したいか改めて考えていただきますので、参加はお気軽にどうぞ。
スケジュールが合わない場合は、別日にお会いさせていただく場を設けますので、まずはメールにてお問い合わせいただけると幸いです。
(日時)ワークショップオーディション
2023年11月5日(日)13:10~17:00
東京都北区文化芸術活動拠点ココキタ・スタジオ4(4階)
http://kitabunka.or.jp/cocokita/access/
※ 途中参加・退出可能ですので、まずはお問い合わせ下さい。
※ 当日は動きやすい服装で来ていただくかご持参ください。
※ ワークショップオーディションへの参加は無料です。
※ すでに出演が決定している方が参加される可能性があります。
(応募・問い合わせ先)
hoi.candyproject@gmail.com
応募はこちらのメールにてお願いします。問い合わせもお気軽にどうぞ。
[ひな形]
タイトル:2月公演応募 / 2月公演問い合わせ
本文:
《要件》(応募 or 問い合わせ)
※問い合わせの場合は、お名前等は未記入でも構いません。
《お名前》(例:山田太郎)※芸名でも構いません。
《年齢》(例:24歳)
《性別》(例:男 ※ご自身が自認される書き方で構いません)
《所属》(所属事務所や劇団のある場合はお書きください)
《主な出演歴》(舞台や映像など、役者としての主な出演歴をお書きください。なくても構いません)
《問い合わせ》(ご質問等がございましたらお願いします。やり取りのなかで疑問や不安が発生しましたら、些細なことでもお問い合わせ下さい。お互いにクリアな状態で作品づくりをしたいと考えています)
【ハラスメント防止のための取り組み】
演出家と俳優、スタッフはすべてフラットな関係であるべきという矜持をもとに活動してきました。
稽古において、恫喝、罵倒などの威圧的、暴力的な言動や、許可のない身体的接触は絶対に行いません。
そもそも、脳科学の研究により、怒ったり叱ったりという行為がパフォーマンスを向上させないことがすでに分かっています。
威圧的な言動は作品づくりにおいて、まったくもって無意味で害悪です。
加えて、言うまでもありませんが、あらゆる差別と暴力を容認せず、誰もが心身ともに安全で、安心できる環境づくりに努めます。
アート史において、演劇をはじめとするアートは人の心を慰めるものとして、その職業的価値が認められました。
誰かを虐げたり、誰かを不幸にしてまで存在していいアートはこの世にありません。
上記のような認識でありますが、何か疑問や不満を感じた際に相談できる窓口を、主催団体に属さないスタッフが担当します。
また、ワークショップや稽古において、団体の者や演出家と参加者が2人きりになることはありません。