いつもありがとうございます。獣の仕業です。
獣の仕業では、2014年11月に行われる第九回公演「ヴェニスの商人」に出演してくださる方を募集しています。
また、出演者募集に伴い、ワークショップオーディションを開催します。
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【7/26 ワークショップオーディション】
参加者の皆様と団員でヴェニスの商人の1シーンを作ります。
獣の仕業の稽古を体験してみたい皆様、ワークショップにご興味のある皆様、さらに次回公演への出演にもご興味のある皆様、ご応募お待ちしております!
日時:2014年7月26日(土)13:30~20:30
※遅刻早退応相談
場所:大田区某所
参加費:500円
詳細は下記URLよりご確認ください。
[獣の仕業公式HP]
http://kemono.xxxxxxxx.jp/
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【ワークショップ応募締切 : 7/23(水)23:59】
【出演募集締切 : 7/28(月)23:59】
【公演概要】
獣の仕業 第九回公演
『ヴェニスの商人』[Kingdom Come]
原作:W・シェイクスピア 脚色・演出:立夏
2014年11月1日(土)~3日(月) 全5or6ステージ予定
於:王子pit北/区域
~あらすじ~
イタリア、ヴェニス。
バッサニオは、ポーシャに求婚する為の支度金を親友であるアントニオに借りに行く。
しかしアントニオにもまとまった手持ちがなく、ある金貸しの元を訪れる。
ユダヤ人の、シャイロック。
シャイロックは彼に言う。期限までに返済できなかった場合には、アントニオ、お前の胸の肉を1ポンド切り取る、と。
やがて運命の嵐が訪れ、
アントニオの財産である貿易船は、積み荷と共に沈んでしまった。
嵐の後で、シャイロックは彼に言う。「約束を果たして貰おうか、アントニオ」
裁判の時がやってくる、
法廷では裁判官が条文を読み上げていた、
それでもシャイロックの耳にはずっと、彼の娘の歌が聞こえている。
色とりどりの宝石を抱えて、愛する男と駆け落ちをした娘、ジェシカ。
ジェシカは歌う、月の夜に、
「月が明るく照らしている・こんな夜だろう、
ロレンゾと言う若い人が・可愛いの・好いたのと、
口から出まかせの誓いをして・あの子を騙した・こんな夜だろう…」
◆公演日程
2014年11月1日(土)~3日(月) 全5or6ステージ予定
* 小屋入りは10月31日(金)
◆劇場:王子pit北/区域
(JR京浜東北線・南北線「王子」駅より徒歩約1~3分)
◆稽古日程
8/9~、毎週土日祝日を予定。
(稽古時間帯は参加者の日程に合わせて変更になる場合があります)
【稽古時間詳細】※ただし稽古場所の都合により変動可能性あり
8月~9月中旬⇒土曜:13:00~21:30、日曜:9:00~17:00
※連休は参加者のスケジュールを考慮した上で稽古日程を調整。
9月中旬~10月初旬⇒土曜:9:00~21:30、日曜:9:00~17:00
それ以降は土日ともに9:00~21:30を予定。
※遅刻・早退、NG日程等、要相談。全稽古日程の最低8割程度出席可能であれば大丈夫です。
◆稽古場所
品川区・大田区の公共施設(主に東急池上線沿線)
◆チケットノルマ
あり。*詳細はご応募時にお伝えいたします。
また、一定枚数以上販売して頂いた方にはキックバックあり。
◆その他
稽古場および劇場への交通費、食費は自己負担。
小道具・衣装についてはこちらで引き取れない物を除き劇団負担。
(メイク道具などすでに個人が所有している物を使用する可能性あり。追加購入が必要な場合は劇団負担)
◆応募方法
・件名に…
出演応募のみの場合:「第九回公演出演希望」と記入
ワークショップのみ参加の場合:「WS参加希望」と記入
どちらもご希望の場合は「出演・WS応募」と記入
・お名前(フリガナ)
・年齢
・性別
・ご連絡先(電話番号)
・簡単な芝居歴(あれば)
以上を明記の上、【swz@live.jp】
までご連絡下さい。
獣の仕業より追ってご連絡いたします。
質問なども随時受け付けておりますので、少しでも興味を持っていただけたらご連絡下さい。
※携帯からのご応募の際にはメールフィルターの設定を解除していただくか、「live.jp」を指定受信設定していただくようお願いします。
メールの場合2日以内にお返事差し上げております。
獣の仕業からの返信がない場合、お手数ですがお電話にて直接ご連絡ください。
【ご応募・お問い合わせ先】
TEL: 090-2750-9136(制作・手塚)
MAIL: swz@live.jp
HP:http://kemono.xxxxxxxx.jp/(獣の仕業公式HP【獣web】)
皆様からのご応募、お待ちしております!
~獣の仕業より~
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
2014年の獣の仕業はシェイクスピアイヤーと決めて、「空騒ぎ」と「ヴェニスの商人」の二本立てです。
この作品はシェイクスピアの作品群の中では「喜劇」に分類されるそうです。
空騒ぎはとにかく読後感もすっきりとしていて喜怒哀楽がバランス良く詰まっていまして、読み終わった瞬間に喜劇としての上演を即決しました。
「ヴェニスの商人」の読後感はと言えば正反対で、何ともスッキリしません。
「これは喜劇なのだろうか?」
ユダヤ人の金貸しであるシャイロックを純粋に悪役と解釈するかしないかで恐らくこの作品が喜劇であるか・悲劇であるかが決まります。
強欲な男が正当な罰を受ける物語か、それともユダヤ人が不正な裁きを受ける物語か…。もしくは…
獣の仕業は今迄、既存戯曲・古典戯曲に対してカット以外の事は殆どせずに、ほぼ原作通りのテキストで上演してきました。ですが今回は原作を分解し再構築します。
そしてシャイロックを中心に「ひとりの男」として描き、「ひとりの男の挑戦と敗北の記憶」として描きたいと思っています。
オセロのようなダイナミックさも、空騒ぎのような華やかさもそこにはありません。
ひとりの娘を持つ、小さな男を、pit北/区域と言う洞窟の中に小さな明かりを灯すように照らして、 そしてその奥の燃える炎のような心や冷たい悲しみを皆様に見つめて貰えるように。