いつもお世話になっております。『本読み会』です。
(『本読み会』は、東京都を中心に活動を続ける戯曲の読書会です。戯曲をひとりで黙読するのではなく、大勢で声に出しながら読める場を作ろうと、2004年に設立されました。詳細はホームページ
http://honyomikai.net
をご覧ください。)
次回の開催情報をお知らせいたします。
第46回『本読み会/ユージン・オニール』
■作家
ユージン・オニール
■作品
『すべて神の子には翼がある』
すべて神の子には翼がある (1955年) (河出文庫)・・・清野暢一郎訳
オニール名作集 (1975年)・・・小池規子訳
講談社 世界文学全集〈88〉・・・宮内華代子訳
※今回はどの翻訳も入手が困難だと思われるため、手に入るのであればどの翻訳を読んでいただいても構いません。当日はテキストのコピーをこちらでご用意いたします。
■日時
2014年3月16日(日)13~17時
■場所
都内・千代田区周辺
(九段下駅近くです)
■参加費
会場代として、お一人様100円
■作品について
若きアメリカに近代演劇をもたらしたのは、この劇作家。ユージン・オニール(1888-1953)。喉が焼けつくように濃密な対話劇で、人間心理の奥深いところまで手をこじ入れてきます。
『すべて神の子には翼がある』は、白い心をもった黒人と、黒い心をもった白人の物語。戯曲の中では、15年以上が経過します。二人の関係は時と共に移ろい続け、時に恋をし、時に嫌悪し、時に哀れみ、時にひとつになる。しかし底流を変わらず流れているのは、差別心。愛すれど差別は消えず、差別があるからこそ愛する。
これはオニールが書いた『オセロー』なのです。
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
ただし、今回の戯曲は入手が困難などうしても見つからない、だけど事前に読んで参加したいという場合は、『本読み会』info@honyomikai.netまで、お早めにご連絡ください。。
■定員について
申し込み多数の場合には、ご参加をお断りさせていただく事がございます。あらかじめご了承ください。
(お申し込みは先着順で受け付けますので、お早めにお申し込みいただければと思います。)
■参加申し込み/お問い合わせ
『本読み会』
ホームページ
http://honyomikai.net
メールアドレス
info@honyomikai.net
■『本読み会』について
『本読み会』は、約2ヶ月に一度のペースで開催されており、毎回参加者を一般から広く募っています。
(定期的なご参加を希望される方には、開催情報をお知らせするメールマガジンへのご登録をお勧めしています。)
また、講師を招いてのワークショップや講演会などの企画、有志による上演活動なども行って参りました。
『本読み会』は、「戯曲を声に出して読む」といういたってシンプルな、しかし本質的な演劇・文化活動を行っています。
しかし全く堅苦しい会ではありませんので、どうぞお気軽にご参加下さい。
皆さまのご参加をお待ちしております。
それでは。
『本読み会』
大野遙