板橋区にあるサブテレニアンです。
2023年7月に、サブテレニアンプロデュースで「(仮)シオラン試作」を上演します。
それに向けて、WSオーディションを開催します。
ルーマニアで生まれ、フランスで活動したニヒリストの思想家エミール・シオランの著作を再構成して作品を作ります。
演出は、音楽的な演出を施す作品で定評のある、若手の豊川涼太(街の星座)が努めます。海外での経験も積み、これから伸びていく演出家です。
共に作品作りに関わっていきませんか?
WSオーディション開催日時/2023年1月20日(金)18時〜22時
2023年1月21日(土)18時〜22時
*どちらか1日の参加です。
参加費/無料
応募方法/タイトルを「シオランWS参加希望」として、名前、連絡先、簡単なプロフィールを添えて、参加希望日を明記して、info@subterranean.jpにメールしてください。
応募締切/2023年1月15日(日)
公演詳細
サブテレニアンプロデュース
「(仮)シオラン試作」
原作/エミール・シオラン
構成・演出/豊川涼太
期日/2023年7月27日〜7月30日(全6ステージ予定)
劇場/サブテレニアン(東京都板橋区氷川町46-4 BF)
稽古期間/7月上旬から3週間ほど予定
報酬/キャリアに応じて定額のギャランティとキャッシュバックの組み合わせ
企画・製作/赤井康弘(サブテレニアン)
主催/サブテレニアン
シオランのテキストから感じる、生と現実への絶対的な否認、
それは私達には劇薬であるかもしれない。
しかし毒とはまた薬でもあることはその語源(φάρμακον=pharmakon)からも明らかである。
「彼のテキストは合理化する現代社会へのアンチテーゼとなりうる!」
と言い切ることはできない。
そのような現実への処方箋として彼のテキストを利用することは、また別の罠にハマることを意味する。
私たちにできることは、彼の言葉を拝借し、俳優の身体とごちゃ混ぜにして作られたキメラを、観客の眼前に晒すこと。
それ以上でもそれ以下でもないのだろう。
WSオーディションでは、上演を音楽と捉え、互いの相互作用によるポリフォニックな作品の形を目指すこと。
また、楽器としての俳優の身体性を考える機会になれば良いと思っています。
エミール・シオラン/ルーマニア生まれの作家、思想家。
若年期のエクスタシー体験と、メランコリー、鬱、不眠など、生涯にわたる精神的苦悩をもとに特異なニヒリズム的思索を展開した。1911年生まれ。1937年パリに移り住み、後年はフランス語で数多くの著作を残した。「私たちはある国に住むのではない。ある国語に住むのだ。祖国とは国語だ。それ以外の何ものでもない」などの名言を残した。著書に『絶望のきわみで』『思想の黄昏』『告白と呪詛』『悪しき造物主』ほか多数。
豊川涼太/街の星座、主宰。演出家、劇作家。
青森県出身。高校在学中に演劇、劇作活動をスタート。2017年に「街の星座」を旗揚げ。
2019年、「銀河鉄道の夜」(原作:宮沢賢治)で日韓ツアーを敢行。韓国・礼山、礼唐国際大学演劇祭特別賞受賞。他、サイマル演劇団のポーランドツアーには音響・映像スタッフとして参加。丁寧な会話劇から身体性に溢れた作品まで幅広い作風で、音楽的でパーカッシブな演出を行う。
【ハラスメント防止のための取り組み】
恫喝、罵倒などの威圧的、暴力的な言動や、許可のない身体的接触は行いません。
あらゆる差別と暴力を容認せず、誰もが心身ともに安全で、安心できる環境づくりに努めます。