俳優の稲見和人(ほぼ無名)が、初めての自主公演をやります。
内容は、ただただ稲見和人が1人だけおいしい(目立つ)という劇です。
「完全な主役」である稲見和人に対して、「完全な脇役」として共演していただける役者さんを募集します。
どのくらい完全な脇役かというと、公演情報に名前も出ません。
そして、わざと「徹底的にひたすら一切の見せ場がない」という状況が用意されます(出番もセリフもたくさんあるが一切の見せ場がない)。
1人のほぼ無名の俳優の、100%私利私欲のみで上演される演劇公演は、本人を、また共演者やスタッフを、そして観客の皆さんを、幸せにすることができるのだろうか、というコンセプトによる完全な実験公演です。
稲見和人に彼女ができる公演
「月が綺麗ですね」
2022年8月10日(水)
下北沢 OFF・OFFシアター
[公演内容について]
脚本も演出も、主役1人(稲見和人)のみがとにかくおいしい(目立つ)という状態を作ります。そのことだけに振り切った特殊な作品作りをします。
照明や音響も、通常の演劇公演ではあまり無いような、最初から最後まで主役1人(稲見和人)のみがひたすらおいしい(目立つ)という明かりや音を作ります。
そうした、とても歪(いびつ)で特異な作品を下北沢OFF・OFFシアターの舞台上に立ち上げます。
出演者の方々は「公演情報に出演者として自分の名前すら出ない」という珍しい状況で、ある意味無責任に参加していただければと思います。もちろん、自分で公にするのはオーケーです。
本番では観客にお金を配り、上演前に説明をして、稲見和人に用意された大量の見せ場がくるたびに客席から拍手(感染症対策で声援は難しいため)で盛り上げてもらいます。
それを、稲見和人が彼女になってもらいたいと考えている人に、客席で観客とともに観てもらい、終演後にその場で交際を申し込みます。
というところまでを、観客に観とどけてもらいます。
という上演形態です。
[公演詳細]
劇場/下北沢 OFF・OFFシアター
上演日/2022年8月10日(水)18時30分開演(1ステージのみの公演)
チケット代/-500円(マイナスごひゃくえん。観ると金がもらえます)
※その他、応募者に公演企画書のかたちでさらに詳しくお伝えします
[条件]
・7月の土日に稽古をします。7月の土日が今のところ割と空いている方
・8月7日(日)に最終稽古を予定しています。この日を空けられる方
・小屋入り日が8月9日(火)、本番日が8月10日(水)です。この両日を空けられる方
・年齢性別不問
※集客や宣伝への協力も一切必要ありません
※ギャラ・チケットバック等なし(ただし出演者スタッフ全員にひとり一回ずつ稲見和人が感謝の気持ちでごはんをおごります)
※ほか参加費等もなし
《ご出演いただくにあたって、面談形式のオーディションをさせていただきます》
[募集人数]
役者1名
[オーディションについて]
内容のややこしい公演なので、まず応募者に公演企画書を見ていただいてから、再度、応募の意向を確認したのち面談(直接もしくはzoomで)させていただきます。
[選考基準]
華があるタイプの役者さんや、魅力的な個性のあるタイプの役者さんではなく、
手堅い演技を得意とする方(というと語弊があるかもしれませんが、シンプルに演技の技量の高い方)を採用させていただきます。
《主宰・稲見和人について》
稲見和人(いなみかずんちゅ)
鹿児島県出身 俳優
2011年度 扉座研究所卒業
2018年から 劇団ゆるふ酒(現 ダダ・センプチータ)所属
その後脱退を経て 現在フリー
ギタリストとして音楽ユニット「宇宙論☆講座」
第一期メンバー在籍中
好物 ラーメンと鳥貴族
自身が主宰する公演は今回が初となる
《企画監修・五十部裕明より》
稲見和人の所属ユニット、「宇宙論☆講座」代表の五十部(いそべ)です。
演劇公演で「100%の私利私欲」って逆にたぶん難しくて、そこらへん、稲見さんに「100%の私利私欲」を貫いてもらうため、各種万難を排する役割として、私が参加します。
完全にホント「100%の私利私欲」の状態を、作品づくりの最後の最後までキープしたあかつきに、マジでこんなの人に観せていいのか!おい!!!!!っていう作品が完成してしまうと思います。それを作ります。
《宇宙論☆講座とは》
作曲家の五十部裕明が率いる音楽ユニットです。
「やばい音楽劇」「インスタ映えする音楽劇」「音楽を悪用する音楽劇」などキーワードに、独自の音楽劇を企画し上演しています。
【最近の主な作品】
2020年5月『炭火焼肉ミュージカル』
2020年8月『スーパーロボットミュージカル~楽しい東京オリンピック』
2021年6月『LOVEマシーン2021』於/王子小劇場
2021年12月『ミュージカルうなぎ』於/雑遊
宇宙論☆講座公式サイト uchuuronkouza.tumblr.com
稽古は練馬区で、7月の土日にやります。
出られない日があって構いません。
特異な、たぶん、だいぶ普段とは違う、作品づくりへの向き合いかたや、そうした珍しい経験を得ていただけるのではないかと思います。
「演劇って、こういうのもアリか~…(いやアリか?)」と、場合によってはひきつり笑いながら、ある意味無責任に作品づくりに参加していただきたいと思います。
出たくはないけど、そもそも役者じゃないけど、なにかしら公演のお手伝いをしていただくというような名目で、この作品づくりの現場を恐る恐る覗いてみたいという方も募集します(もし居たら)。
興味出てるけどなんか怖いからとりあえず詳しい企画書くれ~という人も、送るので言ってください。
大前提として、これはふざけた公演です。
応募や質問を、
calpis59590141@gmail.com(イナミ)
までお待ちしています。
応募の場合はお名前と簡単な自己紹介を送ってください。
本日6月24日(金)より募集開始で、決まり次第締め切らせていただきます。