CoRich舞台芸術アワード!2023

「天使の群像」への投票一覧

1-5件 / 5件中

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投票者 もらったコメント
じべ。じべ。(7046)

3位に投票

実演鑑賞

事前情報の通り今までなかったタイプの作品ながら漂う雰囲気はまさに鵺的。いわば「鵺的・ネオ」か?
観ている途中で「どこか爽快感があるのは何人かの人物が"真っ直ぐ"だからか?」と思ったがその後「いや、全員が"真っ直ぐ"だ」と気付く。
しかし"真っ直ぐ"ではあるがそれぞれ方向が違っていて、それが事態を混乱させているのかな?的な。とはいえ、その真っ直ぐさゆえ後味が悪くなく、鵺的にしては珍しい。(笑)
珍しいと言えば装置も具象的なことが多いが今回は上手手前が高く下手奥が低い傾いた床に下手側と奥をハーフミラーフィルムの壁(?)を立て、椅子(教室用&パイプ椅子)と机(?)を随時配置する抽象的なものであるのも珍しい。(奇しくも翌日下北沢で観た芝居のそれと共通点アリ)
一方、途中で「あること」が判明して「そういうことか……」と思ったのもつかの間、「だとするとあれはどっちだ?」などと却って疑問が増えてしまうのはいかにも鵺的?(笑)
本作を経て今後の鵺的がどうなって行くか楽しみ♪

jokermanjokerman(1327)

2位に投票

実演鑑賞

期待の劇団・鵺的の大作で確かな見応えがあった。
初日に観て面白かったので楽前に再度観た。やっぱり面白い。

 学校を舞台に「臨時的任用教員」の道原(堤千穂)が出会った生徒と職員が作る風景を興味深く観た。こういう人っているよな、と思わせる典型的な人物がいっぱい登場する中で、登場しない男子生徒を軸に振り回される事件が続く。リアルでもありながら、ギリギリでファンタジーとの境目を綱渡りする脚本も見事だし、それを体現する役者陣も(演出も)見事。加えて舞台美術も凄くて、上手から下手に傾斜する舞台の奥に何面かのカガミを組み合わせ広がりを作るのも巧い。
 開演5分前から客電を点けたままで役者がアクトし、客電が落ちて開演して142分の長さは、ちょっと辛い。
 生徒役の吉水と野花を入れ替えても面白いと思った。久々に観た渡辺詩子が颯爽としているのも嬉しい。

 気になったことや思い出したことを徐々に書いていこうと思う。
・脚本の高木は学校が嫌いだと言うが、学校のことをよく分かっている、というか、学校が社会からどう思われているのかがよく分かっていると思う。
・例えば、男性教師3人がどうしようもないこととか…。ただ、あのような人は今のマトモな学校では教頭(今は「副校長」ということが多い)になれないんじゃないか。
・カントリーマームのくだりは、学校あるある、だと思う。ああいう風に、ゲーム風と言うか、ああいった形にすることは学校ではよくあるように思う。


はみ~にょはみ~にょ(1099)

4位に投票

実演鑑賞

まず劇場に入り舞台美術に目が釘付け!いったい何が始まるのだろうか!??と。
そして始まると…。そのための客席前方の空きだったのか!
後方で前の席に大きな方が、なので三分の一ほど視界が削られてしまったけれど、舞台に鏡が使われていて、それに映る世界もまた良かった。
現実味があるだけに恐ろしく、今後どうしてゆけば良いのかも託される終わり方で、とても楽しめました。

イバラキプリンイバラキプリン(37)

3位に投票

実演鑑賞

苦手なテーマ(ハラスメント等)でしたが、事前告知されていたので、最後まで観られました。

たかさんたかさん(338)

2位に投票

実演鑑賞

今年一の衝撃。堤さんの演技に魅入り、心を軋ませる音響と心情を映し出す照明であっという間の150分。
観客の想像をかき立てる物語の結末がとても印象深い。終わりのない余韻を感じずにはいられない。
救いや希望はあったのか?無かったのか?

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