CoRich舞台芸術アワード!2023

「日本演劇総理大臣賞」への投票一覧

1-5件 / 5件中

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投票者 もらったコメント
じべ。じべ。(7046)

1位に投票

実演鑑賞

会議ものとバックステージ系の芝居が好みで「12人の怒れる男」も「笑の大学」も大好きな身にとってまさに「盆と正月が一緒に来たような」傑作にして秀作。4年ぶりに観ることができて、そしてこれが今年の観劇納めで良かった♪
劇中に出てくる「作劇/演出のセオリー」や「演劇に大切なもの」が本作で体現されているのも見事。これ、初演時に気付かなかったのは己の未熟さかあるいは脚本の改稿や演出家の違いによるものか?
で、活動休止前の作品を活動再開の1本目に再演することに連続ドラマで前回のラストシーンを見せてからその回が始まるパターンを想起。(笑)

みくろみくろ(179)

1位に投票

実演鑑賞

上演時間、2時間。

開場して10〜15分くらいに入場して、
席がとびとびで空いているくらいだったのですが、
場内スタッフさんが
「一番うしろは通路になっているので、ぐるっと回り込めます」
「奥側は最前列が空いています」
「手前側3列目ならおふたり並びで観劇できます」
などと
具体的な口頭案内をしていて、
着席しやすかったです。

役者さんも演技力がすばらしい人揃いで、
骨太の脚本とたしかな演技で大満足です。

なぜ「演劇」を選んで彼らがここにいるのか。
なぜ私は現地に行って「観劇」をするのか。
そのひとつの答えがここにありました。


『残り火』という演劇作品が出来上がるまでの過程の「稽古場」と、
『残り火』が総理大臣賞に相応しいかを論じる「選考会」の
2つの空間が交差するのですが、
その構造・構成が巧みでした。

『残り火』というひとつの作品を劇団(内側)と選考委員(外側)から観測させて、
さらに『残り火』の「観客」となる警察・記者も舞台上にいることで
作中で語られていた「循環」「対話」を目視させつつ、
客席に座っている「こちら」と『日本演劇総理大臣賞』という作品で「循環」と「対話」を起こしていました。

観劇が、演劇が客席の「私」に与えてくれるものを画化・言葉化、そして体験させてくれたうえに、
自由な表現を奪われていく演劇人のあがきと、
それでもまだ失われてないものを描くストーリー。
すごい体験をしました。

客席が2面で舞台を挟む配置も良い効果でした。
特にそれを強く実感したのが
クライマックスの久子が「俳句にする」シーンの劇場全体の一体感。

横からの視点になることで、
舞台上のふたりの登場人物がつかもうとしている「ことば」への遠近感の表現が強まり、
否応にも視界に入る客席に循環を味わい、
さらに自分の心の揺れを自覚する。

すごく充実して、贅沢な時間でした。

arugoarugo(231)

6位に投票

実演鑑賞

演出、脚本、役者、舞台美術、照明、音響、全体の構成、ほんとにスキが無い芝居だった。
適度に力の抜けるシーンがちゃんと用意されてるところまで含めてスキが無い。
描かれたのは時代と大きな演劇への愛情だったと思います。

bobbybobby(93)

1位に投票

実演鑑賞

演劇に対する強い情熱が伝わってきて、痺れました。涙が溢れました。最高に面白かったです。

たかさんたかさん(338)

1位に投票

実演鑑賞

素晴らしい。
内外の名作会話劇を見事にオマージュ。
緻密な構成で2つの時間軸を交互に展開する脚本と演出に目が離せず、発せらる魂のこもった言葉に何度も涙。
皆演劇愛に満ち溢れていた。
散々涙したのにカテコで再び感極まる。
最後の最後で「今年一」がまた増えてしまった。

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